去年1月に放映されたドラマ。思ったより面白い。このシリーズは見ることにしよう(今、第2シリーズをやっているんですね。知らなかった)。
出演
放映
2008年1月10日〜
感想
警察内の派閥による対立は、「踊る大捜査線」以来の定番ネタだけど、そこに女刑事がSITに配属されたのを誰も歓迎しないという男女差別の問題が加わる。仕事をさせてもらえない、意見を言っても無視される、情報が回って来ない、セクハラ、婦警からの嫌味と、これでもかのオンパレード。ありきたりでちょっとイヤになりかけたけど、宇佐木玲子があまりいい奴じゃないっぽいところが気に入った。
こういう場合、主人公の女は生意気かつ有能(ついでに美人)というのが定番だが、まだ一回目で玲子の性格はよくわからないけど、部屋に住まわせてやりお金も与えている実の妹からあそこまで嫌われているのは、本人にも問題があるんじゃないかと思う。
玲子と同じく新人の甘利祐介が玲子とは対照的に緊張感のかけらもないお調子者だが、桐沢は結局、玲子には仕事を任せるが甘利にはやらせない。桐沢もひどい上司だとは思うが、腐ってはいない。
さっそく人質立て籠もり事件が起きて駆り出されるが、その時の玲子の服装が、異様に胸を強調したベストにスカート。SITが現場へ出動するスタイルじゃない。桐沢は、最初はどうせ何も仕事はさせないつもりだったからどうでもいいと思ったんだろうが、彼女が交渉に赴くことになって、「ズボンをはけ」と命ずる。もちろん着替えを持ってきているわけではないから、蓮見が慌てて脱いで渡す。でも着替え終わった姿を見ると女物のパンツになっていた不思議。それにしても、よく(片山班の)蓮見が(桐沢班の)玲子のために、あんなみっともない格好を承諾したものだ。
その片山役の高橋克実は、「官僚たちの夏」の鮎川のバカ正直な役と違い、かなりこすっからい役柄だが、これがうまい。
玲子は空き時間にジムでのトレーニングに余念がない。甘利祐介もジムに行くがろくにトレーニングせずぼーっと玲子を眺め、しまいには口説き始める。自分も見習い中のくせに、先輩(役者同士は米倉が6歳上)で、かつ上司が目の敵にしている人を口説くなどふざけるな、といったところだが、どうも真面目に尊敬し始めているっぽい。
ところで、筋トレばかりしているが、もっとスピード主体の方がいいんじゃないかなあ。
配役
米倉涼子は長髪のイメージが強かったが、短かった(メイキングによると、この役のために切ったそうだ)。メイキングの米倉は、なぜかものすごくオバサンぽかった。最後に子どもたちにバレエを教える場面が少し映るが、バレエがうまいのに驚いた。Wikipediaによれば、5歳から15年間バレエをやっていたとのこと。
高岡蒼甫の配偶者は宮崎あおいだそうだ。知らなかった。高知東生の配偶者は高島礼子だそうだ。知らなかった。
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