サラ・コナー クロニクルズ、第九話「誕生日(What He Beheld)」

出演

雑感

これまでの話にどう収集をつけるつもりか、期待半分、不安半分だったが、いろいろと予期しない話だった。

第一シーズン最終話だが、これといった終わりらしい話があるわけではなく、むしろさらに話が広がったところで、あとは第二シーズンへ……というわけで、いわゆる「クリフ・ハンガー」ってことなんだろうが、消化不良の感は否めない。

ストーリーの進行に無口なインド人? の女性が大きく絡んでいる。以前の回に登場した人物らしかったが、どんな人だったか全く記憶になく、そのため話の展開がさっぱり理解できなかった。(そもそも、最初に見た時は初登場の人かと思った。再度見返していて、これまでのあらすじに登場することに気付いた。製作者の解説で「チョーラ」と呼んでいたが……)

それとは別に、印象的なエピソードもあった。

ジョンは事件に取り紛れてサラが自分の誕生日を忘れているらしいことが不満。ところがデレクが誕生日を祝おうといってくる。なぜ知っているのか? と訊くと「30歳の誕生日を一緒に祝った」。ジョンを連れ出し、アイスクリームを食べながら公園へ。暖かな日差しの中、平和に暮らす人たちが映る。目の前には野球に興じる幼い少年が。

その子はカイル・リースだ、とデレクは告げる。君の父親だ、と。知っていたの? と驚くジョンに、君にはカイルの面影がある。それにサラはカイルの好みだ、と。これは堪らないシーンだ。

エリソンがチャーリーを訪ね、サラの言っていたことは真実なのではないかと考えるようになったと伝え、サラの居所を教えてほしいと頼む。前に来たFBIの捜査官にも言ったが、知らないと答える。前に来た? ケスラーですよ。ケスラーって誰だ! と、ここでエリソンは、ケスラーが偽の捜査官であり、実は殺人犯であることを知る。

そして武装したFBIの一団がケスラーを捕らえるべく襲撃するが、エリソンを除く全員が殺されてしまう……。なぜエリソンだけ助かったのかは不明。戦闘シーンを描かず、FBIの人間が次々とプールに投げ込まれ、プールが赤く染まっていくところから起きたであろう惨劇を想像させるやり方は、撮影方法としては秀逸なんだろう。しかし、事実を知らないまま片っ端から殺されたFBIの捜査官が哀れだ。知っていたところで対抗はできなかったかも知れないが……。一人生き残って放心するエリソン、現場に駆けつけてやはり放心するチャーリー。

製作者の解説によれば、チャーリーがエリソンに事実を語っていればこの惨劇は防げたはずだと、激しく後悔する場面だというが、それはどうだろう。たとえ知っている限りの事実を語ったとしても、何も変わらなかったと思う。

さて、このケスラーはなぜかサラたちの居場所を嗅ぎつける。そしてキャメロンが自動車に乗ろうとキーをひねった途端、自動車が爆発……という場面で話が終わる。キャメロンがこの程度の爆発でそう簡単にやられるとは思わないが、無事というわけにもいかないだろう。どうなるのか?