ようやく「E.T.」を観た

rose_chocolatさんに「午前十時の映画祭」という企画のことを教えていただいたのが月曜日。さっそく観に行ってきた。

題名E.T.(原題:E.T. The Extra Terrestrial)
監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本メリッサ・マシスン
出演ヘンリー・トーマス(エリオット)、ドリュー・バリモア(ガーティ、エリオットの妹)、ディー・ウォレス・ストーン(メアリー、エリオットの母)、ピーター・コヨーテ(キーズ、科学者)、他
制作USA(1982年12月4日公開)
劇場立川シネマシティ

粗筋

地球外からやってきた異生物が、地球を離れる時なぜか一匹(一人)だけ残して行く。それを偶然発見したエリオットは「彼」を匿い、世話をする。やがて「彼」を迎えに宇宙船がやってきて、お別れをする……

感想

1982年公開。世界歴代興行収入1位を記録する大ヒットとなる(これまでの1位は「スター・ウォーズ」)。1997年に「タイタニック」に破られるまで記録を保持した。僕の学生時代のことなので当時の流行り具合はよく覚えている。ついこの間のような気もするが、あれから30年経っているのだ。

当時は映画にあまり興味がなく、リバイバルも含め、これまで一度も観ることなくきてしまったが、一度は劇場で観たかった。それがこうして叶うとは。これでどういうものか知ることができたし、これから先、誰かが「E.T.」について語ったり書いたりしていても、もう自分は「中身を知っている人」として聞いたり読んだりできるし、自分なりの意見も持つことができる。それができるようになった、という満足感は決して小さくはない。

ただし、率直なところ、内容についてはさほど感動しなかった。

E.T.と少年たちとの出会いから別れまでを描いたもので、それ以前、たとえばE.T.がどこから何故やってきたのか、や、それ以降のことについては敢えて何も説明がないし、気にするなということなんだろうが、気になる。太陽系外から宇宙船を飛ばして地球までやってくるほどの科学力のある知的生命体が、なぜ人類と交流を持とうとせず、こそこそやってきてこそこそ帰るのだろう。また、地球人は、こうした飛行物体が飛来し着陸・離陸したことに気づかないわけがない(もしそうなら軍事防衛上たいへんな問題である)。

故郷の星がどういうところか知らないが、宇宙服も着ず、マスクもかぶらず、地球の重力や空気に適応できるというのは、あまりにご都合主義な気がする。同じ地球上の海外へ行く時だって、風土病などから身を守るため、あるいは自分が感染源にならないため、予防接種をいろいろしないといけないというのに。

などなど、設定については突っ込みどころが多くてのめり込めなかった。こうした点は、たとえば「アバター」などは実によく考えられており、比較にならない。

子供たちのE.T.に対する思いやりや愛情、E.T.の存在を本気にしない母メアリーとのコミカルなやりとりなどは面白かったのだが。

余談

ハロウィーンの場面でヨーダの仮装をした人がいた。やはり「スター・ウォーズ」は大切だ。

Academy Award

第55回(1982年)アカデミー賞において、作曲賞、視覚効果賞、音響賞、音響効果編集賞の4部門受賞。確かに音楽は良かった。なおこの年の本命は「ガンジー」で作品賞を含む7部門受賞。

配役

ガーティ役のドリュー・バリモアは達者な演技を見せてくれたが、本作の大ヒットで時代の寵児となると、却って学校ではいじめに遭い、学校にいかれなくなってしまう。9歳で飲酒・喫煙を、10歳でマリファナを、12歳でコカインを使用するようになり、14歳では自殺未遂もしてしまったという。幼い時に売れ過ぎるのも考えものだ。