コメディなの?「MIB(メン・イン・ブラック)」(DVD)

こんな話だったの? もっとハードなサスペンスドラマかと思っていたが、「バグ」以外のエイリアンが可愛過ぎて。

題名メン・イン・ブラック(原題:Men in Black)
監督バリー・ソネンフェルド
制作総指揮スティーヴン・スピルバーグ
出演トミー・リー・ジョーンズ(K)、ウィル・スミス(ジェームズ・エドワーズ→J)、リンダ・フィオレンティーノ(ローレル・ウィーバー)、他
制作USA(1997年12月6日公開)

感想

15年前に流行った時、黒づくめの服装に黒いサングラスで顔を隠した容貌の男たちには異様な雰囲気があり、何か非常に恐ろしい、サスペンスフルな話なんだと思い込んでいた。

エイリアンが出てくる話だとは思わなかったが、そのエイリアンの造形がものすごいコメディタッチで脱力する。トミー・リー・ジョーンズは「逃亡者」とか「ザ・クライアント」とかのハードボイルドのイメージなんだが、こんな役柄もやるとはね。

あと1時間で地球は滅亡する! という割に誰も焦ってないし。まあ24時間、ならともかく、1時間では何もできないから、焦っても仕方ないのかも知れないけど。自分が死ぬ、ではなくて、地球滅亡なら、遺書なんか書いても意味がないわけだし。でもその1時間を延ばしてもらうように交渉するとか、やることあるだろうに。

残り8分を切ってからが長いのはお約束だけど、緊張感を欠く。それでも相手の求めている宝物を、約束の時間内に取り戻すことはできたが、エージェントの手許にあって、いつでも返却できる状態にある、ということを相手方に通告しなければ地球滅亡は免れないのでは。で、その連絡が可能なら、「宝物の場所はわかっている。あとは取り戻すだけ」「誰が盗んだかはわかっている。あとは場所を探すだけ」など、交渉の余地はあると思うんだが。

あっさり、短めにまとめられていたのは良い。ラストシーンもセンスが良く、続編を期待させてよい(ローレルの対処をどうするのかと思ったら、エージェントにしてしまったこと。もっとも、MIB2ではリンダは出演しないらしいが)。

余談

メン・イン・ブラック」というのは、もともとアメリカの都市伝説らしい。Wikipedieaによれば「UFOや宇宙人などの目撃者・研究者の前に現れ、警告や脅迫を与えたりさまざまな圧力や妨害を行う謎の組織とされ」るとのこと。本作は、この伝説を下敷きにしているというわけ。知らなかった。