若い頃の石原真理子そっくりのカワイコちゃん「ミッシングID」

題名ミッシングID(原題:Abduction)
監督ジョン・シングルトン
出演テイラー・ロートナー(ネイサン・ハーパー)、リリー・コリンズ(カレン・マーフィー、ネイサンの幼なじみ)、アルフレッド・モリナ(フランク・バートン、CIA)、ジェイソン・アイザックス(ケヴィン・ハーパー、ネイサンの父)、マリア・ベロ(マラ・ハーパー、ネイサンの母)、シガニー・ウィーバー(ジェラルディン・ベネット博士、精神分析医・元CIA)、ミカエル・ニクヴィスト(ニコラ・コズロウ、殺し屋組織のリーダー)、他
公式サイト映画『ミッシング ID』公式サイト || 大ヒット上映中!
制作USA(2012年6月1日公開)
劇場新宿ピカデリー

粗筋

ネイサンはごく普通の高校生。パーティーでバカ騒ぎをし、同級生の可憐に恋心を抱き、宿題に悩むという……。ところが、児童誘拐のサイトをふと見ていたところ、自分の幼い頃の写真が掲載されていたのを発見してしまう。問い合わせのメールをしたところ、そこからアクセスした端末が特定され、PC搭載のカメラで自分の顔が伝わり、すぐに殺し屋が派遣されてくる。

両親が殺され、その両親は実は血がつながっておらず、家に様子を見にやってきたカレンとともに、自分の命を狙う者たちからの逃避行がはじまる。

警察に電話をするとなぜかCIAにつながり、保護すると言うが、こちらも信用できない。

逃避行の最中にネイサンとカレンの恋が燃え上がり、ついでにコズロウもやっつけ、CIAのフランク・バートンの思惑も潰してめでたしめでたし。

感想

ネイサンの両親は何をしていたのか、なぜ養父母が殺され、ネイサンが巻き込まれるのか、設定に甘い点もあるが、ネイサンとカレンの逃避行、CIAの思惑、そしてネイサンの反撃、といった展開がスピーディーかつスリリングで、十分楽しめた。特にヒロインのリリー・コリンズが、眉毛が太くてあまりハリウッドにはいないタイプだが、若い頃の石原真理子に似て、けなげで可愛かった。

この一件でネイサンとカレンの間は急速に進展する。さて、このあとはどうなるか。トラブル時に燃え上がった恋は長続きしない、と「スピード」の主人公は言ってたけど。

しかし、こんな風に巻き込まれる可能性があるにも関わらず、ケヴィンもマラも、ネイサンに事情を説明していなかったのは納得がいかない。事情がわかっていれば、怪しげな誘拐サイトに連絡を取ることもなく、結果、ケヴィンもマラも殺されずに済んだのに。

とはいえ、こんな形で網を張っていたコズロウのグループもお見事としかいいようがない。何年も全く反応のなかったサイトに、ある日突然問い合わせのメッセージが届いたと思ったら、間髪を入れず端末のPCが特定され、住所が突きとめられ(できません)、そこに人が派遣される。なんとも優秀で、訓練の行き届いた部隊である。

CIAを警戒するくだりがイマイチ不明だ。ネイサンが持っている機密書類は悪人の所業が記されているため、コズロウにとって都合が悪いのはわかる。だから殺してでも回収しようとする。一方フランク・バートンは、自分の名前も記されているので、いち早く回収し、改竄したいと狙っていたのはわかるが、ネイサンを殺してでも、とは思っていない。ネイサン(とカレン)にとっては自分たちの命が今は一番大切で、結果的に生き延びることはできたけどそれは紙一重だった。さっさと資料をフランクに渡し、CIAに保護してもらうのが一番よかったのではないか。それでフランクが事実を隠蔽し保身を図ろうが、どうでもいいことのように思えるが。

他の人の感想をいろいろ見ていると、どうも評判が芳しくないが、サスペンス&アクションものとして僕は十分に面白かった。

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