2回目。今度こそIMAXで。
題名 | メン・イン・ブラック3 |
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劇場 | 109シネマズ川崎 |
感想
冒頭から引き込まれる。画面に奥行きがあるからだ。これまで何度か繰り返し書いてきたけど、何度でも書く。
- IMAXに非ずは3Dに非ず(そのくらい、他の方式とは違う)
- 3Dの真髄は奥行きにあり
「アバター」から2年半経つのに、いまだにIMAXが観られる劇場が全国でも数えるほどしかないのが不思議である。どこかから圧力がかかっているのではと勘繰りたくなるほど。そしてIMAXは他の3D方式に比べて高い。でも、高いだけの価値はある。IMAXでなければわざわざ3Dで観る意味はないと断言してもいいくらいだ。
さて、本作。2回観ても飽きなかった。とにかくJとKの凸凹コンビはうまくキャラが立っていて掛け合いが面白い。「ラッシュアワー」のジャッキー・チェンとクリス・タッカーのコンビにもちょっと似ているが、意識するのもがあったのか(「ラッシュアワー」の方が一年あと)。
エージェントWがアンディ・ウォーホルに扮する場面があるが、アンディ・ウォーホルは実在の人物(Wikipediaによれば「アメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの旗手」)。25年も前に亡くなっているが、1969年7月の時点では40歳。
エージェントOはZの急逝にともなって新たに着任したらしい。
疑問点
冒頭で、リーリーがアニマル・ボリスにケーキを持ってきて、監視官に「記念のケーキだ。切ってくれ」と頼むと、監視官は指を入れようとする。それで、ケーキの中に入っていた凶悪な生物に指を咬まれ、そのまま殺されてしまうのだが、この場面……
- なんで指を入れようとしたんだろう。そんなことしてもケーキは切れないし、汚い。
- 面会の前にケーキをチェッカーにかけて確認するシーンがあるが、「有機物97%、陶器3%、まあ、ケーキだな」といって通す。このチェッカーはすごいのか杜撰なのかわからない。ちょっとスキャンしただけで構成物質がわかるのはすごいけど、X線でも通していれば、あの生物が隠れていることがわかっただろうに。
ボグロダイト星人の侵略から地球を防ぐためのシールドをグリフィンからもらったKとJだが、これを大気圏外に運ぶ必要がある。そのため、間もなく打ち上げられるアポロロケットの先端に取り付けることを画策するが、発射は6時間後。それまでにフロリダ州ケープカナベラルまで行かなければならない。自動車で行こうというJに対し、自動車だと5時間かかる、といって、個人用ロケットで向うのだが……、ケープカナベラルに着いた時は発射まで10分。全然時間の節約になっていない!
このシールドをアポロに付けるにあたって、MIBの上層部からNASAに何も話が通っていないというのも不思議だ。そうすればJの父親は死なずに済んだのに……そこは突っ込んじゃいけないところか。
今日の英語
過去記事
- コメディなの?「MIB(メン・イン・ブラック)」(DVD)(2012/06/09)
- 脱力コメディ「MIB(メン・イン・ブラック)2」(DVD)(2012/06/17)
- シリーズ最高傑作。「メン・イン・ブラック3」(2012/06/21)