出演(レギュラー)
粗筋
宗教法人クアイの会の信者が、マスコミが同席する場で窓から飛び降りて死んだ。誰も彼には手を触れていないが、教祖の連崎至光は「自分が殺した」と名乗り出てきた。彼の手から発せられる念によって、通常は心が浄化されるが、感情的になると強い力を持つようになり、それで信者を死に追いやってしまったという。証拠不十分ですぐに釈放となるが。
内海薫は研修でアメリカ・オクラホマへ。後任として貝塚北署に配属されたのは帝都大学法学部卒のエリート警部補・岸谷美砂だった。自己中心で自信家、わがままで自分勝手だが、一応刑事の仕事に対する責任感は持っている。内海も(新人時代は)自分勝手でわがままだったが、内海の斜め上をいく岸谷は湯川にどう振る舞うのか……
感想
- NHK大河以外のドラマをリアルタイムで見ることは久しくなかったが、これだけは見たいと思って仕事を早々に切り上げて帰宅した。少し早い時間からチャンネルを合わせていたのだが、前の番組からガリレオ一色で驚いた。
- 音楽も一新されるのかと思ったら、オープニングテーマ曲「vs.〜知覚と快楽の螺旋〜」はそのまま踏襲の模様。やはりこの曲を聴くと気持ちが一気に盛り上がるよなあ。そういう曲はなかなかない。
- 柴崎コウが降板するから、エンディングの曲はKOH+というわけにはいかないだろうなあと思ったが、こちらもKOH+だった。ただし曲は「Kissして」から「恋の魔力」に変わった。
- 「現象には必ず理由がある」「さっぱり、わからない」「実に面白い」など名セリフのオンパレード。盛り上がるぅ。
- 初回ということで拡大枠だったようだが、少しダレた。
- 久々に民放ドラマをリアルタイムでみるが、正直CMがウザイ。6月の映画を観たいから、DVDレンタルというわけにはいかないのだけど、やはり今後とも(タイミングを逸してでも)DVDレンタルが主流になるだろう。
- 湯川はまだ准教授なのか? もう42歳なのに。
配役
何かと話題の新レギュラー・吉高由里子だが、かつて「カイジ2」を見た時に自分はこう書いている。
- 結構面白かったぞ「カイジ2」(2011/11/16)
吉高由里子がちょっと……である。前作ではチョイ役での登場で、その時は第二作で彼女が主役になるとは(そもそも第二作があるとは)想定していなかったからこのキャスティングも致し方ないが、もうチョイ存在感のある役者にできなかったのかと思う。無理に前作と同一役者でなくても良かったのではないか。――
これは全く事情を理解していない見当外れのコメントだった。石田裕美はチョイ役だから吉高に振ったわけではなく、事務所のイチ推しで割り振られたのだ。「カイジ2」で石田裕美が重要な役柄になったのも吉高が演じるからこそだろう。
というわけで、人気ドラマ「ガリレオ」の第二シーズンを作るにあたって人気女優の柴崎コウが降板し、代わって吉高由里子が登場したのにも、いろいろとオトナの事情があるのだろう。