窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

スティーブ・ジョブスでした「スティーブ・ジョブス」

題名スティーブ・ジョブス(原題:Jobs)
監督ジョシュア・マイケル・スターン
出演アシュトン・カッチャースティーブ・ジョブズ)、ジョシュ・ギャッドスティーブ・ウォズニアック)、アマンダ・クルー(ジュリー)、ダーモット・マローニー(マイク・マークラ)、マシュー・モディーンジョン・スカリー)、他
公式サイト映画『スティーブ・ジョブズ』公式サイト
制作USA(2013年11月1日日本公開)
劇場TOHOシネマズ 日劇

雑感

この作品は、実在の人物を描いたという点で「J・エドガー」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「ヒッチコック」「ルノワール」「ダイアナ」「42」などの系譜になるのだろう。「私が愛した大統領」「大統領の料理人」も含めてよいかも知れない。

もともと「マックな人」である自分は、上記の誰と比較してもジョブスのことは圧倒的に詳しい。だから同じようには受け止められない。上記の映画は、観て「なるほど、この人はこういう人だったのか」と思ったが、本作はただただ懐かしく、またこれまで文字や写真でしか知らなかったことが、実際に役者が動いて演じてくれるのがひたすら嬉しく、あっという間に終わってしまった感じだ。

映画としての出来栄えはよくわからない。ジョブスのことをよく知らない人がこの作品を観ても理解できるのかどうか……? 説明不足と思われる箇所はたくさんあったが、ベストセラーになった伝記はみんな読んできているでしょ、ということなのかも知れない(なお、僕は伝記は読んでいない)。

最初にアップルを追い出されたあと、ネクストを立ち上げ復活するところは描いてほしかったが、スルーされたのは残念だった。経営の危機的状況にあったアップルに復帰し暫定CEOになってから何をしたのかも、もうちょっとちゃんと描くべきだった。新製品のリリースプレゼンテーションが一回だけ披露され、そこで取り上げられたのはiPodだったのも不満。世界を変えた製品としてひとつ取り上げるならiPhoneじゃないか。

まあ、言い出したらきりがない。なまじアップルやジョブスについて知っていれば、人によっていろいろな意見があるだろう。それにしても登場する役者がみな実物にそっくりだったのは感心した。顔だけじゃなく、態度とか話し方とかも、ネットの映像などをかきあつめて練習したんだろうね。この点は評価したい。

配役

今日の英語

  1. Let me finish.(続きを)
  2. Are you listening to me?(聞いているのか?)
  3. It's insanely great.(これは「めちゃくちゃすごい」と訳したい)
  4. Not in personal.(私情ではない)