題名 | トリック劇場版 ラストステージ(3回目) |
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劇場 | 新宿ピカデリー |
雑感
1月20日の感想で、ラストシーンは下記の解釈が成り立つと書いた。「視聴者に解釈が委ねられ、制作者側は明示しなかった」とも。
今は、4番目の解釈しか成り立たないな、と思っている。まず、冒頭のドッキリマジックが「爆発しても脱出できる」という前振り(ただし、島が爆発した時山田が海に投げ出されるのが見えた、という感想を目にしたが、自分にはそれは確認できなかった)。記憶喪失の日本人が見つかったという情報。山田里見の「一度や二度死んだって、人間、そうそう性格が変わるものじゃありません」という言葉、つまり14年前と絵に描いたように同じ行動を取ることは十分考えられるという示唆。素直に考えたら4番しかないだろう。
里見も上田も、奈緒子が生きていて嬉しかっただろうが、記憶を失っているということは、奈緒子であって奈緒子ではない。治るかどうかもわからない。ある意味、最も残酷な結末かも知れない。それでも、これはハッピー・エンドなのだと信じたい。
その他
彼らが向かったのは「赤道スンガイ共和国」だった。こうした重要な地名が、公式サイトのどこにも記載されていない点に強い不満を持つ。この作品に限らないが、いったいに公式サイトの情報量は少な過ぎる。せめてエンドロールでアナウンスしている内容はすべて公式サイトにも置くべきだ。
過去記事
- シリーズ最高傑作!「トリック劇場版 ラストステージ」(2014/01/11)
- 感動のラストシーン「トリック劇場版 ラストステージ」(2014/01/20)