窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

相棒は健在なり「相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」

題名相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ
監督和泉聖治
出演■テレビ編のレギュラー(たぶん)/水谷豊(杉下右京、警視庁特命係係長)、成宮寛貴(甲斐亨、警視庁特命係)、川原和久(伊丹憲一、トリオ・ザ・捜一)、大谷亮介(三浦信輔、トリオ・ザ・捜一)、山中崇史(芹沢慶二、トリオ・ザ・捜一)、山西惇(角田六郎、警視庁組織犯罪対策部)、六角精児(米沢守、鑑識課)、片桐竜次(内村完爾、警視庁刑事部長/特命を目の仇に)、小野了(中園照生、警視庁刑事部参事官/内村の腰巾着)、神保悟志(大河内春樹、警視庁警務部人事第一課)、及川光博(神戸尊、警察庁長官官房付)、石坂浩二(甲斐峯秋、警察庁次長・警視監)、鈴木杏樹月本幸子、小料理屋「花の里」女将)、真飛聖(笛吹悦子、甲斐の彼女)、他
■本作ゲスト(たぶん)/伊原剛志(神室司、鳳凰民兵)、釈由美子(高野志摩子、鳳凰民兵)、神尾佑丹波元史、鳳凰民兵?)、瀬川亮(岩代純也、即応予備自衛官/不審死)、島かおり(岩代純也の母親)、宅麻伸(若狭道彦、若狭産業社長)、嶋田久作(松坂、防衛省陸将補)、風間トオル(綿貫孝雄、防衛省防衛政策局)、渡辺大(多賀周治、陸上自衛隊特殊作戦群)、吉田鋼太郎(栗山朔太郎、参議院議員)、六平直政(桂浜泰三、八丈島警察署)、他
公式サイト相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ
制作日本(2014年4月26日公開)
時間114分
劇場TOHOシネマズ日本橋(スクリーン6)

内容

八丈島からボートで40分、鳳凰島はすべて個人による私有地であり、そこに住むのは元陸上自衛隊員により組織された民兵であった。当初は事業家の若狭、参議院議員の栗山らが支援していたが、非合法な生物兵器を作っている過激なテロリストではないかという疑惑が浮上。そんな矢先に訓練生が事故で亡くなるという事件が起きたため、死亡原因の調査を装い、生物兵器を隠し持っていないか調べることになり、特命係の二人に白羽の矢が立った。

ところが事故死のはずの事件自体に不審な点が出てきて、殺人事件の疑いが濃厚になる……

雑感

「相棒」はプレシーズンとシーズン1を途中まで見ただけだから、その後の話は全然知らない。一応初代相棒の亀山薫はとっくにいなくなっていて、現在は三代目であること、二代目の相棒役は及川光博だったことぐらいは知識としてあったが、現在の相棒役が成宮寛貴だとは知らなかったし、だから甲斐亨が警察庁次長の息子だなんてことも初めて知った。

しかし「相棒」節は健在。というか、12シーズンまで重ねても、別に何も変わっていないんだなあと思った。ただトリオ・ザ・捜一が特命係の二人に絡んだり邪魔したりすることなく、むしろ協力的だったのは、映画の設定ゆえと思っているのだけど、まさか最近はいつもこんな風に協力的というわけではないよな?

八丈島(実際の撮影は沖縄?)という場所も悪くない。このあたりは映画ならではだろう。ミステリーとして、ちょっと気を持たせ過ぎの感がなくもないが、よくできていたと思う。またサスペンス性も加味されており、このあたりはさすがの相棒クオリティだ。

強いて言えば、殺人事件の動機が全くわからなかった。別に殺す必要ないじゃん! と思うけど、これを言うとドラマが成立しない(殺人が行なわれないことには事件が始まらない)から、ふたをしておく。

甲斐亨カッコいいじゃん。ドジで間抜けな(でも彼女は美人だという)薫チャンとはえらい違いやなー。

配役

  • 伊原剛志の神室は、最高に渋くてカッコいい役のはずなのに、最後まで「顔が老ける病気にかかった高校生」にしか見えなくて困った。三池監督、恨むぜ……(「愛と誠」のことを言っている)
  • 釈由美子が過激なアクションシーンを見事にこなしていてびっくり。こんなこともできるのか。でも一人だけ背が低くて変だった(今調べてみたら、女性の自衛隊員の身長制限は150cm以上、釈は165cmだから余裕でクリアしている。え、165cmもあるの? 背が低く見えたけど……。伊原剛志、184cm、神尾佑、185cm、金児憲史、188cm。こんな人たちに囲まれたら、そら背が低く見えるな)。
  • 吉田鋼太郎は「トリック劇場版 ラストステージ」で村上商事ムッシュム・ラー村支社長を務めた人。リリー・フランキーそっくりなんだよなあ。

過去記事

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