窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(24):ラジオが家にやってきた

第五週「1946-1947」(木)

放送日

  • 2021年12月2日

概要

大口の注文が来るようになり、売り歩かなくても生活できるようになった。そして倹約し、ついにラジオを購入。忙しい中にも、夕方、親子そろってカムカム英語を聴くのが幸せだった。

カムカム英語は日本人の日常を切り取り、それを英語で表現していた。たとえば朝、父が娘を起こす場面。そうした風景は安子が望んで得られなかったもの。安子はつい、ここに稔さんがいたら……と空想してしまうのだ。

今日も大口の注文の配達を済ませて帰ると、家の前に男が経っている。客かと思い声をかけると、雉真千吉だった。

雑感

芋飴が評判を呼び、繕い物を請け負って収入も増え、おはぎの生産も始め、注文が来るようになってと、商売は非常に順調に回り始めた。とはいえ、自転車にリヤカーは商売道具だからとしても、ラジオまで買えたとは驚きである。当時のラジオはずいぶんと高価だったはずだが、いくらか値段が下がったのだろうか。

しかし、相変わらず物置きを改造した自宅兼工場兼店舗で、大口の注文が来るようになったのは望ましいが、大量に作るとなると、ご飯を炊く窯も、豆を煮る鍋も、大きなものが必要になるが、以前とあまり変化した様子がない。人も雇わず、幼子の育児もワンオペでこなしつつ、これだけの商売をすることが可能だったか。リアルさを欠いている気はするが、これまでつらかった側面がまり描かれていたので、ここはいろいろうまく回転しはじめたとだけとらえればいいのだろう。

そのまま終わればよかったが、最後の千吉登場。イヤな予感しかしない。



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