窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「岸辺露伴は動かない」(4)

題名

放送日

  • 2021年12月27日

脚本

登場人物

概要

露伴は会員制のスポーツジムで橋本陽馬という若い男と出会う。陽馬は駆け出しのモデルで、事務所の社長から「体を作れ」と指示されてジムに通う、無気力でつかみどころのない青年だった。だがこの日を境に陽馬はランニングにのめり込むようになり、走りに対する執着は次第に常軌を逸していく。ある日、久しぶりに露伴の前に姿を見せた陽馬は見違えるほど自信に満ちあふれていた。そして陽馬は、露伴にある勝負を提案する……
(公式サイトより)

雑感

昨年末に放映されて自分の周囲ではとても評判がよかったドラマ。今年も続編が作られたという。ミステリーものらしいが、ミステリーは僕の好みだし、なにしろ主人公が高橋一生なのだ、間違いはあるまい。そう思って見ることにした。

高橋一生の異様なしゃべり方や、頭に巻いているものを見て、厭な予感がした。これは自分の守備範囲を超えているのではないかと。案の定、頭の中のノートを読めるとか、書き込むとその人間の行動を操作できるとか、怪しい話になっている。

原作漫画は「岸辺露伴は動かない」だと思ったが、調べてみると、そもそもこの作品は「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフで、ジョジョの世界観が反映されているのだ。ジョジョの冒険譚も読んだことはないが、ファンタジー作品であろう。ファンタジーは相性が悪い。

ドラマ自体は、橋本陽馬の偏執ぶりがすごく、これに引かれて見続けられた。とはいえ、この男が彼女や配達員を殺したのだと思うが、岸辺露伴がその謎を解いて犯人を見つけるというわけではなく、天罰がくだるわけでもなく、消化不良でもあった。

ドラマはよくできているのだろうが、5話以降を見るのはやめにした。
(2022/1/7 記)


映画ランキング