第14週「1965-1976」(金)
放送日
- 2022年2月4日
概要
映画村から帰ったひなたは、クラスメイトの小夜子ちゃんのように英語が話せるようになりたいと思うようになります。ただ、回転焼きの売り上げが落ち込んでいる今、大月家には英語教室に通うようなお金はありません。しかし、錠一郎に相談したところ、「お父ちゃんに任せろ」と頼りがいのある台詞が。と、錠一郎がポケットから取り出した札束を見たひなたは喜ぶのですが……。(公式サイトより)
映画村ですれ違った少年に英語で話しかけられたひなたはちんぷんかんぷん。が、英語教室に通っている小夜子は英語で対応できた。それで自分も英語教室に通いたいと思うようになる。
商店街の福引で3等のラジオを当てたひなたは(当てたのはるいだが)、家に帰って点けると、証城寺の狸囃子がかかる。踊り出すひなただが、それを聞いてるいは、昔ラジオの英語会話を聞いたことを思い出す……
雑感
あの金髪碧眼の少年は、ひなたの英語への扉を開く人だった。
小夜子がとっさに英語で説明できたのはものすごく立派だが、てっきり家に帰って両親に相談し、英語教室に行かなくても英語の勉強はできるよ、とラジオ講座を教わるのかと思ったが、そこに到るには一山もふた山もあった。
るいは現在、ラジオで英語番組が放映されていることを知らない。自分が幼い頃ラジオ講座を聞いていたことも覚えていない。何より大月家にはラジオがない。
商売をやっていると、テレビは見られないがラジオは聞ける。竹村クリーニング店がそうであったように、仕事中ラジオを点けておくのはなかば常識であった。テレビが買えるのだから、ラジオがないわけないと思うのだが……まあ、なかったのだ。
とにかく、ひなたも英語に巡り合い、三代の話がつながった。
「およげ! たいやきくん」の歌が流れ、るいがイライラすると、ジョーが「でも、いい歌だ、はやるのはわかる」とつぶやくシーンがある。ミュージシャンである(あった?)ジョーは、どのような気持ちで流行歌を聞いているのだろうか?
英語教室の月謝を稼ぐために瓶拾いに精を出すが、一升瓶を見つけて吉之丞と取り合いになる。お互いに譲らず引っ張り合い、すべって瓶が割れてひなたは膝をすりむくが……。そうなのだ、瓶集めは結構危険なのだ。瓶を見つけると取り合いになるし。