第16週「1983」（水）
放送日
- 2022年2月16日
登場人物
- 平埜生成（榊原誠、条映の社員）
概要
将来どんな道に進むべきか悩んでいたひなたは、条映太秦映画村で開かれたミスコンの後にやってきた伴虚無蔵という時代劇調の言葉でしゃべる男から謎の招待を受けます。怪しむるいからは反対されるものの、再び映画村を訪れたひなたは、虚無蔵からとんでもないお願いをされて驚きます。一度は断わったひなたですが、無愛想な男に再会し……。（NHKオンデマンドの解説より）
雑感
虚無蔵さんが時代劇そのまんまのいでたち・しゃべり方なのは少々やり過ぎの感がある。ひなたの都合も聞かず、自分が何者かも、何の用事かも説明せず、いきなり明朝9時に映画村に来いと言われても、親としては女の子を一人で行かせられないと思うのは当然だ。
虚無蔵はひなたが長年の時代劇愛好者であることを見抜いていた。そして、夏休みの間のアルバイトを持ちかける。その目的は「時代劇を救ってほしい」、やることは「休憩室にじっとしていること」、アルバイト料などの条件詳細は示されず、これで引き受けてもらえると思ったのか。
いや、ひなたなら、映画村に関われるならアルバイト料の多寡に関わらず即答で受けるかと思ったが、断わったのは意外。桃山剣之介から誘われたら受けただろうから、虚無蔵のことを知らなかったゆえではあろうが、不思議だった。無愛想な男（五十嵐という名前だそうだ）への対抗上、結局は引き受けるのだが。
映画やドラマの裏側というか、製作上の内部事情をひなたに知ってもらった上で、さて虚無蔵はひなたに何をやらせたいのだろうか。
