第22週「2001-2003」(月)
放送日
- 2022年3月28日
概要
ハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の日本人出演者オーディション前日。アクション監督の到着を待っていたひなたの前に現れたのは、10年前に俳優の道を諦めたはずの五十嵐でした。まさかの再会に、ひなたの心は大きく揺れ動きます。翌日、会場準備に勤しむひなたは……(NHKオンデマンドの解説より)
アニーは部屋から誰かに電話をかけて続けているが、相手は出ない。頑固者、と苦情を言い、この人に会わずに帰れない、という。アシスタントとしてついてきている甥のジョージが、岡山に行かなくて本当にいいのかとアニーに問うが、アニーは首を振る。
今日のひなたの英会話入門
"It's fate, isn't it?"
今日のアニー・ヒラカワ
"She reminds me of myself when I was younger..."(彼女を見ていると、若い頃の自分を思い出すの……)
今日のアニー・ヒラカワ(その2)
"It's my kife. and that's the way life is."(私の人生よ。そしてそれが人生ってものなの)
雑感
五十嵐文四郎
五十嵐は東京で父と兄の経営する会社で仕事をしたが、やりがいを感じられず、朝は虚無蔵にもらった木刀で素振りを、夜はジョーにもらったトミー北沢のCDを毎夜聞いているうちに、アメリカに行かなければと考えるに至り、二年で会社を辞めて渡米したそうだ。ハリウッドは太秦よりもっと厳しく、言葉の壁もあったが、なんでもやっているうちに監督に気に入られ、今日に到る、と。
トミーの音楽は、ジョーに対して「お前も早くこの場に来い」という思いが込められていたかも知れないが、それは五十嵐にまで届いたのだ。自分の全く意図しないところで誰かを助けている、トミーはそういう立場の人間になったのだ。
しかし、映画村では「時代劇しかやりたくない」と意地を張っていた五十嵐だが、ハリウッドでは何でもやったという。それが良かったのではないか。
ところで、ひなたとの間は復活するだろうか。ひなたは10年ぶりに再会した五十嵐は「カッコいい」と感じた。確かに生き生きとしていた。そして、僕も以前は、五十嵐と再度くっつくことを望んでいた。しかし……10年の月日が流れたのだ。ひなたも、五十嵐とは関係なく自分の道を見つけ、精進している。お互いに独身で付き合っている人もいないなら、もう一度、みたいな安易な方向での再縁はやめてほしい。
アニーヒラカワ
アニーが岡山と関係が深い、しかし本人には拒否する気持ちが強いことがわかった。これで、アニーの正体は安子だとネットでは半ば断定されているが、僕は違うと思う。理由は昨日と同じだが、これでアニーが安子なら、初めからそうじゃないかと思いましたで、何の意外性もない。匂わせ「過ぎる」から、裏があるのだと思う。
それよりも、アニーが誰に電話をしていたのかが気になる。「頑固者」だとしていることから、虚無蔵ではないかという人が多い。虚無蔵には絶対に出演してほしいので、そのための電話だとすれば筋は通る。しかし、それなら映画村で捕まえればいいことで、出ない電話をかけ続ける意味はない。モモケンではという説もあるが、「頑固」に当て嵌まらないし、それならちゃんとした筋を通じて話し合いの場を設ければいいことだ。アニーが直接電話して「つかまらない」と嘆くのはおかしい。
謎がどんどん解決していくのではなく、どんどん増えていく。あと二週間なのに!