窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(010)

第02週「ばらもん凧(だこ)、あがれ!」(金)

放送日

  • 2022年10月14日

概要

一太の弟の誕生祝いに作られたばらもん凧は2メートルもある巨大なもの。海を見下ろす高台の公園に集まる凧揚げメンバーである船大工の木戸や近所のお姉さん・さくらたちが集まってくる。いざ始めようとすると、信吾の息子の一太から、舞が揚げるようにと勧められる。舞は不安を感じるが、勇気を出して凧揚げに挑戦する。凧は風にあおられてしまうが、みんなが助けに入って、空高く揚がる。(NHKオンデマンドの解説より)

雑感

今回は、この一週間の話をまとめて次につなげる回で、小さなエピソードが積み重なっていたが、特別不穏なことは起きず、すんなりと流れていった。

凧揚げに失敗するとは思わなかったが、舞が一人で揚げて成功するというのは、出来すぎだったと思う。凧あげは小さい頃にさんざんやった経験からすると、誰でもできるけれど、いきなりやってうまくいくほど甘いものではない。コツもあるし、それなりの経験が必要。しかも大凧。昨日も書いたが、安い(小さい)凧で練習をしておくぐらいの描写はあってもよかった。

一太は、やりたいと言ってきた舞を、「今さら」などと突き放したりせず、快く受け入れた。その上、「自分からやりたいと言い出したのは初めてだから」と、舞に主導権を渡す。まあ、舞が揚げてこそのドラマなのだが、不自然ではなくうまく流れた。

あっという間に五島編が終わるのは残念だ。一太が舞台から消えるのは残念だし、さくらが彼氏からちゃんと連絡があったのかも気になるところ。しかし舞の家族は東大阪にいる。あくまで生活の本拠地はこちらなのだから、徒らに五島の生活を長引かせるのはよくないのだろう。

五島の生活を通して、舞は自分の気持ちを言えるようになり、熱を出さなくなった。が、めぐみも、舞の気持ちを聞いて、それを後押しすることができるようになった。祥子が「もう帰って大丈夫だ」と判断したのは、舞よりも、むしろめぐみの状態を見てのことかも知れない。

しかし、一番変わったのは祥子ではないだろうか。初登場時は無愛想だったが(実は涙をこらえていたことが後日判明)、今は実に表情豊かになった。めぐみとも普通に話ができるようになった。すべては舞のおかげだ。祥子は今後も出番は多々あるだろう。


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