窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(014)

第03週「がんばれ!お父ちゃん」(木)

放送日

登場人物

  • 蟷螂襲(曽根武雄、金型製作)
  • や乃えいじ(長井清二)
  • 湯浅祟(古田茂、メンテナンス)

概要

経営不振脱却の糸口を手にした浩太は東大阪の仲間の助力も得て、新たなネジ作りに挑む。一方、舞は久留美を秘密基地と呼ぶ古本屋へ誘う。そこで舞、貴司、久留美三者三様の過ごし方をする。舞の「お父ちゃんを元気にするために模型飛行機を作る」という思いに共感した久留美も、舞の手ほどきを受けつつ、模型飛行機を作り始める。(NHKオンデマンドの解説より)

雑感

ねじをひとつ作るのにも、多くの人の協力があってこそなのだということをうまく描いていた。ものづくりは決してスタンドプレーではないのだ。

浩太は曽根、長井、古田が「うめづ」で飲んでいるところをつかまえて金型製作を頼み込む。この三人は、第2回で浩太が一緒に飲んでいた相手だ(この時はもう一人いたが)。舞が熱を出して寝込んでおり、めぐみもいっぱいいっぱいなのに、なに自分は飲んでるねん、と思ったが、仕事の関係者だったか。こういう時に無理押しするためにも、飲みのつながりを大事にしていたのだろう。その後、機械がトラブルを起こすと、やはりうめづで食事中の古田に即対応を頼み込む。

舞の秘密基地はデラシネの中だった。貴司は詩を読み、舞は飛行機を製作し、久留美はレシピ本を写す。三者三様の事をのびのびとやっている姿がいい。店主は何も言わず、自分も本を読んでいる。久留美が料理をする(ことを予見させる)シーンがあったが、久留美には母はいないのか? それとも父が無職のため、仕事で忙しいのか? 舞の呼び方が「望月さん」から「久留美ちゃん」に変わった。

作った飛行機のテスト飛行を行なうが、すぐに落ちてしまう。困った舞は章に助けを求める。章は、工場では笠巻に怒られてばかりだが、舞にはいいお兄さんだ。章は翼の形の修正をアドバイスし、一ヵ所は自分でやってみせるが、あとは舞にやらせる。一連の対応が、親切な人柄と、ものづくりのプロであることを感じさせる。


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