窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(015)

第03週「がんばれ!お父ちゃん」(金)

放送日

  • 2022年10月21日

登場人物

概要

模型飛行機を作り上げた舞と久留美は、それぞれの父親・浩太と佳晴のほか、めぐみや工場の職人である笠巻、そして兄の悠人を校庭に誘って、内緒にしていた模型飛行機の初飛行を披露しようとする。舞と久留美の模型飛行機は無事に舞い上がり、苦境に立っていた浩太と佳晴を元気づける。そして10年の歳月が流れ、舞は大学生に成長する。(NHKオンデマンドの解説より)

前週の金曜日と同じく、舞の作った飛行機はちゃんと飛んで浩太も久留美の父も笑顔になるし、浩太の作った特殊ねじの試作品はOKで大量生産の受注となる。悠人は勉強、舞は飛行機を作るのが夢だ。

そして10年後、岩倉螺子(らし)製作所は工員18名、工場2つの会社に成長。悠人は東大に進学し、現在は就職活動中。舞は浪速大学に進学し、航空工学を学ぶのだった……

雑感

金曜日は何のトラブルも起きず、一週間の出来事にきちんとオチがついてハッピーエンドとなる話の作り方はいい。はらはらドキドキで週をまたぐには心臓によくない。安心・安定は大切だ。

章が(舞の飛行機のお披露目会に)どうやって笠巻を誘ったのかが謎。舞からは「飛行機のことはぜったいに秘密」と言われていたから、それを守るのは大変だったはず。それとも浩太が「娘が準備しているそうだから、一緒に行きませんか」と声をかけたか。

悠人は東大に進学。ここまでは有言実行で立派だが、大阪の人間なのに阪大でも京大でもなく東大という点にこじれ具合が表われている、という評があった。それより、小学生の悠人の目標が「東大」だったことに疑問を感じる。受験したい中学の合格が目先の目標。一流中学に進学してどうしたいのかといった時に、ノーベル賞がほしいとか飛行機を作りたいとか総理大臣になりたいとかならわかる。東大は(京大でも阪大でも)、そこに至るいち通過点に過ぎない。そこが夢だとか目標だとかいうのは歪んでいると思うが、周囲に東大東大と焚きつける人がいたのかも知れない。


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