窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(036)

第08週「いざ、航空学校へ!」(月)

放送日

  • 2022年11月21日

登場人物

概要

航空学校への入学を目指す舞は、受験に向けて猛勉強の日々。受験資格が、大学に2年以上在籍し、一定以上の単位数取得していなければならず、競争率が異様に高い。1次が筆記試験。2次は身体検査。そして舞は、なんとか最終試験の面接までこぎつける。そして面接会場で同席した受験生は、妙に自信家。その受験生は、あからさまに舞を見下し、高慢な態度で舞に接する。(NHKオンデマンドの解説より)

航空学校に合格し、入学するまでの一年以上を一回で放映したため、あちこち駆け足である。

航空学校の試験は半年間に3回に分けて実施される。大学に2年以上在籍し、規定の単位取得が条件であることは説明があった。ということは少なくとも二年次修了まで舞は在学しており、その間に由良先輩はアイビス号に乗って飛んだはずだが、一切触れられることはなかった。当然、合格をNANIWAバードマンの面々に伝えるシーンも、合格を祝ってもらったり中退のお別れ会をやったりのシーンもなかった。

面接で柏木と出会い、話しかけて嫌がられ、面接終了後に幼稚だと笑われる。が、入学式の日に再会。さてどうなる?

感想

ドラマというよりSNSでの反応にうんざり。脚本がこれまでの桑原亮子から変わって今回より嶋田うれ葉になることは知っていた。演出も変わったから、テイストは変わるだろうなとは思っていた。案の定、キャラ設定がこれまでと随分変わったと感じられる箇所が随所にあったのは事実だろう。それでも、約二ヵ月、素晴らしいドラマを作ってくれた制作陣に対し、たった一話、期待外れだったからといって、怒涛の如く批判を繰り出すというのはいただけない。批判されるようなことをしている方が悪いと細かい点をあげつらって顧みないのは、前作の残した悪しき習慣だろう。

合格を由良先輩に伝えないのはおかしい、ばんばに伝えないのはおかしいと言うが、由良先輩を出すならむしろアイビス号の話をしない方がおかしくて、でもそうやってあれこれ膨らませていると話が進まなくなるからジャンプしたのであって、自分はむしろ入学式から話が始まってもいいくらいだと思っていた。由良先輩やNANIWAバードマンの面々が喜んでくれたこと、タコパが開催されたことは想像がつく。想像できることは各自が想像していればいいのだ。

貴司は漂浪に出るのではなく、家を基地にして、時々ふらりと旅行に出る感じの生活を続けているようだ。働かなければストレスから解放されるだろうが、生活費をどうしているのかは気になるところだ。

柏木が舞に見下したような態度を取るが、試験の直前に話しかけた舞の方が無神経なので、あれは売り言葉に買い言葉みたいなもの。面接がすべて終了するまで我慢していた柏木を褒めるべきだろう。もっとも、面接会場のすぐ外でやったのはいただけない。誰が聞いているかわからないから、建物を出てからにすべきだったと思うが。


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