窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(059)

第12週「翼を休める島」(木)

放送日

  • 2022年12月22日

概要

貴司と再会した舞は、貴司からこれまでの旅の話を聞く。舞は自分の近況を伝えるが、今は朝陽と仲よくしたいと言う。自分の気持ちをうまく言えなかった幼少期の自分と朝陽を重ねていた。祥子の家の縁側に南天の実を並べる朝陽。舞がその傍らに座り、空を見つめながら快晴で何もないと朝陽に語ると、朝陽は昼でも星はあるという。(NHKオンデマンドの解説より)

倫子は入社時期は変わらないがパイロットの訓練は遅らせると言われたそうだ。

眠れない舞はばんばと寝酒。舞は本当は不安だと打ち明ける。

美知留は苦しい胸の内を祥子に吐露。どうしてうちの子だけ。美知留は離婚したのか……。

今日の貴司

「舞ちゃんは自分の気持ち、ちゃんと言えている? 心ってな、重い荷物乗せ過ぎたら、飛ばれへんようになることもあんねんで」

感想

昨日のtwitterで、朝陽が南天の実で描いているのは星座ではないかと予想している人がいたが、当たった! 快晴の青空、空には何もないと舞が言うと、朝陽は「ある」と答える。これもtwitter情報だが、訓練された人の目には、昼間でも星が見えるらしい。朝陽は空を見続けて星が見えるようになり、五島へ来たら都会とは比べ物にならないほどの数の星が見えて興奮しているのかも知れない。

今手を差し伸べる必要があるのは、朝陽よりも美知留なんだろう。星が好きな朝陽のために、舞は双眼鏡を貸す。朝陽は喜んで空を見続けるが、そのために夜更かしをし、美知留がいくら言っても寝ようとしない。美知留が舞によそよそしい態度を取ったのは、舞は双眼鏡を貸すだけだからいい。それで寝る時刻が遅くなったりするなどの影響については考慮しなくていいんだから。私はそれらすべてを見なきゃいけないんです――ということなのかも知れない。

こういう時に祥子がうまいと思うのは、とってつけたような教訓めいたことを安易に言わず、ひたすら話を聞くところだ。貴司も言うように、吐きださせてやることが必要なのだ。

赤楚衛二くんは貴司の役をものにしてきたような気がする。今回の貴司はこれまでに比べてとてもよい。
(2022-12-23 記)


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