窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(068)

第15週「決断の時」(火)

放送日

  • 2023年01月10日

概要

めぐみは、舞とともに工場のIWAKURAの再建に向けて、いったい何ができるのか策をめぐらす。そんなめぐみや舞を少しでも助けようと、大阪にやって来た祥子は、弁当作りに精を出す。舞が会社に行くと、経理の古川が今日で退社するということを知らされる。(NHKオンデマンドの解説より)

めぐみは笠やんにうめづで相談。会社を潰したくはないけど、自分が社長をやるのは無理だと。笠巻は、社長(浩太)だって、最初はできるとは思わなかった、と話す。「先代が亡くなられた後、ネジのことなんかなんも知らん若いもんがやってきて、まあ一年か二年やなと思った。けど、社長は30年会社を守り、こない大きな工場にした。立派なお人や。けど、そない頑張らなかったら、今も元気にしていたかも知れん」。そしてめぐみに、無理をしなくていいんじゃないかと伝える。

めぐみは会社を畳む決心をし、社員を集めてそのことを伝える。社員まるごと買ってもらえるところを探すから、みんなは仕事を続けてほしいと。

感想

舞がIWAKURAで仕事をするようになって数ヵ月経つはずだが、ネジについて特に勉強している様子もないし、経理や財務の勉強をしている様子もない。他の社員と積極的に関わっているようにも見えない(古川の退職を当日まで知らなかった)。所詮、社長の娘として「お手伝い」をしているだけなのだ。そんな舞が会社を畳むことに反対し、「私も手伝うから!」と言うのは、世間知らずのお嬢様の感傷にしか聞こえない。が、それも当然だ。学校を出たばかりで勤めた経験がない。まさに「世間知らず」なのだ。

章が線香をあげに来る。葬儀に列席できず申し訳ありませんと言う。浩太の葬儀より優先すべき用事があったのかな、仕事が忙しかったのかなと思ったが、他のIWAKURAの社員と顔を合わせるのを避けたのかも知れない。

笠やんや章の話を聞いて、浩太のやってきたことは十分報われたと思えたのが、決断の引き金になったか。舞には相談しなかった。IWAKURAの経営に関しては、舞はめぐみにとって、そういう相手ではないのだ。

社員付きで会社を丸ごと引き取ってくれる買い手を探すらしい。それ、買い手が見つかって契約が結ばれるまで、口にしてはあかんのではないか? IWAKURAは上場会社ではないから、別に構わないのか……。

柏木が電話をかけてきて、「そっち行こうか?」と舞に訊く。舞は「大丈夫」と答える。貴司は東大阪へ行く決断をし、舞に「しばらくこっちにおるから」と伝える。違うな~。



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