窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(077)

第17週「大きな夢に向かって」(月)

放送日

  • 2023年01月23日

登場人物

概要

2013年夏。舞がIWAKURAに入社して4年が経ち、営業のエースになっていた。会社の業績も右肩上がりで、社長のめぐみは機械を増やすか悩む。一方、貴司は古本屋・デラシネで短歌を作り続けていた。そして舞は、浩太の夢を実現すべく、めぐみに航空機産業参入支援セミナーに参加しようと提案する。(NHKオンデマンドの解説より)

前回の章に続き、最初にリストラしたパートの女性三人にも復帰してもらい、約束が果たせた。

感想

先代社長(浩太)と比べ、マネジメントの能力はめぐみの方が上かも知れない、と思われる点が多々あったが、決定的な違いがある。浩太には「飛行機のねじを作る」という明確な夢があった。めぐみは、会社を潰したくない、大きくしたいという目標はあるが、「こういうネジを作りたい」という指向がない。これは会社を長く続ける上では致命傷になる可能性があったが、その部分は舞が引き継ぐことになったようだ。

冒頭で舞が提案型技術営業をしていて、なるほどこんな風にお客様に接せられれば注文も増えるだろう、と視聴者に納得させる絵になっていたが、営業の最も重要で最も大変なのはget leadsだ。その部分の活動に全く触れられていないので、舞が営業として優秀かどうかは言及できない。営業のエースといっても営業は他に藤沢君がいるだけだと思うが、これまでの感じからすると、藤沢君の方が新規開拓には向いていそうだ。

パートの女性も、別の仕事をしていたら簡単には辞められないだろうが、舞の強引な働きかけで復帰。章にいちゃんと同じく、ここは深く突っ込まず、IWAKURAが「いったん落ちたが、元に戻った」というメタファーなのだろう。

貴司はデラシネを運営。古本屋の経営もノウハウが必要だし時間も取られるだろう、呑気に短歌を作っている暇はないように思うが、そこもファンタジーなのだろう。



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