窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(099)

第21週「新たな出発」(水)

放送日

  • 2023年02月22日

登場人物

  • 駿河太郎(安川龍平)
  • 井之上チャル(二代目曽根)
  • 湯浅崇(二代目古田)

今日の一首

いやなこと ふきとばすよな 言葉やな すかんぴん ママ、大丈夫やで(根岸陽菜)

すべり台 すべっただけで あながあく ズボン弱すぎちゃうんか お前(広田大樹)

いつかの空先輩

「このスワン号のプロペラは、ターミガン号の魂を受け継いじょる。もうずっと前に卒業した安川先輩が、三日寝ずに考えた構造やかいね」(昨年10月28日放映の第20回かな)

概要

舞は、貴司とめぐみに、町の住民に工場のことを知ってもらうオープンファクトリーをやりたいと言う。貴司が舞の意図をくみわかりやすく読み解くと、めぐみは舞に「ええ仲間ができた」と二人を微笑ましく見る。そしてめぐみは東大阪で工場を経営する2代目社長の集まりがあるから、そこでそのオープンファクトリーを提案することを勧める。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

舞は二代目社長連の中で年長でもないしそもそも社長ですらない。そんな舞が何か意見を言って、すんなり聞いてもらえると思ったのだろうか。まだ若いからと言ってしまえばそれまでだが、何の作戦もなしにぶつかれば玉砕して当然だ。

こういう時はまず個別に誰かに話をしてみる、そこで反対意見を言われたら、説得を試みる。まずは味方を作り、舞の発言に英語射撃をしてもらうこと、また、想定される反対意見に対して、あらかじめ反論の用意をしておくこと。このくらいはやってしかるべきだろう。

また、安川とここで初対面ということは、舞は、浩太が亡くなってIWAKURAが窮地に陥った時、パイロットの道を捨ててIWAKURAのためになんでもすると決意したはずだが、NANIWAバードマンの先輩・OB連には何も相談していなかったのだ。浪速大学工学部航空学科の卒業生となれば、いろいろな人がいるだろうし、NANIWAバードマンは上下のつながりが強い。そこをたどって行けば、もっと早く安川に出会えたはずだ。やはり舞は、営業としてはかなり厳しいと言わざるを得ない。

陽菜ちゃんも大樹くんも、決して恵まれた環境の子ではないのだろう。デラシネに入り浸っていた理由がよくわかった。その中でも、誰かを恨んだり拗ねたりするのではなく、面白い材料を見つけていく(貴司がそう誘導する)ところがすごい。



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