窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(085)

第18週「親子の心」(木)

放送日

  • 2023年02月02日

登場人物

  • マエチャン(高橋亮介、悠人の相棒?)

概要

舞が夕飯の支度をしていると、めぐみが家に届いた郵便物を持って帰宅する。その郵便物には、祥子から五島での釣りフェスタのチラシと手紙が届いていた。手紙を読んだ舞は祥子に電話をし、自分が浩太の夢だった航空機の部品作りに挑戦していることを報告する。それに対し、祥子も五島での島起こしを頑張ると答え、お互いを励ましあう。(NHKオンデマンドの解説より)

荒金がIWAKURAにやってきて、品質試験の結果を報告。品質は合格点。ただし発注は朝霧にすると。今回はすぐに大量製造しなければいけないから、IWAKURAの体制では不十分だというのが理由。

荒金は、浩太の知り合いだったことを明かし、将来、IWAKURAを航空機の部品専業にするつもりはないかと尋ねる。もしその気があるなら協力すると。舞は大喜びするが、めぐみは断わる。自動車の部品を作るために設備投資して失敗したことがめぐみには忘れられないのだ。そんなリスクは負えない。

めぐみの決意を聞いた舞は、航空機部品の夢を諦める。そんな矢先に、荒金から自動車部品の発注依頼がある。

悠人はIWAKURAの権利をめぐみに戻そうとする。めぐみは、悠人にオーナーでいてほしいと言うが、「もう、立ち直ったんやから、ええやろ」。悠人はこの上げ相場の中、半年で10%も損を出し、顧客からの解約が相次いでいるらしい……

感想

IWAKURAとしては、品質試験に合格したことで力量が示せて満足、実際に発注がきたら大変なことになるから、来なくて正解、ということだろうか?

今回の試作はいろいろともやもやする。まず荒金は、朝霧の対応に問題があるからIWAKURAに声をかけたはず。そしてそれにIWAKURAは応えたのに、発注できない、朝霧にするとはなんとも納得のいかない態度だ。また、舞の営業にも大いに問題あり。舞は、夢だった航空機の部品に思いがけず関われる、この機会を逃したくない一心で、案件チェックを怠っていた。試作をするからには、どういうものを作ったら発注してもらえるのか、きちんとゴールを設定しなければ、作りようがない。できなかった、できたことはできたけど品質に問題があった。それで発注されないのならわかる。期日までに作り、品質も問題なかったのに発注できないでは、なんのための試作だったのか。品質が評価されたことで技術者は満足したように見えるが、これは技術者としては一番心が折れる状況ではないかと思う。

荒金は、ボルトの試作うんぬんは口実で、IWAKURAの力量を早々に見極めたかっただけなのかも知れない。朝霧は当て馬に使われたのかも。それが期待以上だったから、別の仕事を発注したということか。

荒金の紹介の自動車部品も、簡単なものではない。この金型はIWAKURAでは作れないと章が言うと、舞は、東大阪中を回ってなんとかすると、「まかせろ」という態度を示すが、試作の時に他社で協力してくれたのは、元IWAKURAの章、小森、浩太と昵懇だった長井、笠やんの個人的コネの瀬川などであって、舞は何も動いていない。ドヤ顔をしている場合ではないと思うが……

その他

  • 荒金のような大手のエライさんが町工場にやってくるわけないから不自然だとする意見を散見した。自分の経験では、大手のエライさんもできる人はフットワークが軽い。工場や従業員の雰囲気は訪ねていかなければわからないし、今回のような新たな提携の可能性を探るなら、訪ねていくのはおかしくない。
  • 五島の「ヤング釣りフェスタ」は参加無料になっている。参加費を取るのではないの? それとも無料で釣っておいて食事や土産物で稼ぐつもりか?



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