窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(071)

第15週「決断の時」(金)

放送日

  • 2023年01月13日

概要

三人の社員を人員削減するため、舞は浩太が残した取引先の名刺の会社へ電話し、候補者三人の再就職先を探すが、ことごとく断わられてしまう。それでも舞は諦めることなく、取引先へ直接出向き頼んで回る。舞とめぐみがひと月再就職先を探して回った結果、二人の再就職先が見つかるが、退職勧奨を断った小森の再就職先は宙に浮いたままだった。(NHKオンデマンドの解説より)

舞はさらに曽根や古田に相談し、長井のところで小森を取ってもらえることになった。小森は、IWAKURAで働くことが誇りだったが、自分がいることで会社が潰れてしまうのではと、転職を承知する。

柏木は、舞と連絡がつかないことを案じ、直接家まで訪ねて来る。舞のパイロットになる夢を諦め、IWAKURAの仕事をする決意を聞き、「そんな舞が好きだった」と過去形で語って去って行く。

感想

柏木と別れたのは、当然というか自然というか、そもそも付き合っていたの? という感じだったから、よいとして……

リストラ対象の人の受け入れ先を見つけるのに、舞が活躍したのはよかった。ネジの設計をしたり、新規受注をしたりするのに舞が役に立つとは思えないが、こういうことならできおかしくないからだ。もっとも、やり方には不満が残る。父の残した名刺をもとに、取引際に電話をかけまくったようだが、取引先よりもまずは同業者(競合会社)に当たるべきだろう。取引なんかなくてよいのだ。

また、由良先輩が働いている……というわけではないが、ビズリーチをはじめとする人材バンクは当然利用すべきだろう。が、連絡を取っている様子がなかった。そもそもインターネットを活用していない。が、2009年であれば、何はともあれまずはネット検索の時代だろう。さらに、ハローワークに行って……

まあ、舞は就職した経験がないのだから致し方ない。思いついたことから手を付けるしかないのだ。

舞はよいとして、めぐみも再就職先探しに奔走していたらしいのが気になる。めぐみにとって、いや、社長にとって、なにがなんでもやらなければならないのは、新規受注を取ることだ。とにかく現在の社員に給料を払えるだけの受注がないのがすべての原因なのだから。一ヵ月たってしまった。一ヵ月経ったら、全員に給料を支払わなければならない。それで一千万円近くかかるのだ。そちらの話は来週描かれるのかも知れないが。

いずれにしても、舞は本当にIWAKURAで働く決意をしたらしい。そう決めたなら、応援するしかないが、悪手を選択したと思う。本人いとっては、自分の判断だから結果がどうでも満足かも知れないが、IWAKURAの従業員にとってはどうであろうか。



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