窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(072)

第16週「母と私の挑戦」(月)

放送日

  • 2023年01月16日

概要

IWAKURAの再生をめぐみとともに行なう決意をした舞。会社では、めぐみが社員に在庫処理、経費削減、リストラを終えたことで信用金庫の信頼を得て、融資への返済期限が延長されたことを報告する。しかし、猶予は半年。そこでめぐみは営業に注力するとし、舞がそのメンバーになることを発表する。(NHKオンデマンドの解説より)

めぐみは金融機関へ提出する資料作成に追われ、営業活動ができない。営業の藤沢は、営業先のリストを作成し、「それぞれ分担した方が効率的だから」と半分を舞に渡し、自分は一人で営業活動をする。舞はリストに電話をかけ、全部に断わられると飛び込み営業を行なうが、ネジのことを何も知らないと思い知らされ、笠巻にネジのレクチャーをしてくれるよう依頼する。

感想

せめて一週間くらいは藤沢に同行させてもらわないと、何もできないだろうと思うが、舞は会ったこともない人を相手に果敢に電話し、電話してダメならアポなしで訪問だという藤沢の言葉を真に受けて本当に飛び込み営業を行なう。これは率直にすごい。電話しろと言われてもなかなかできないものだ。勇気を振り起して電話しても、数件断わられたら、たいての人はやる気をなくしてしまうもの。舞はそれだけの決意をもって臨んでいるということか。

ただ、会社の人の舞への態度が気になる。舞は、博多エアラインの内定を辞退し、正式にIWAKURAの一員になったと紹介された。要は、営業強化のために営業を一人採用したのである。未経験の新人なのだから、一から教えなければ何もできないのは当たり前。IWAKURAは恐らく新卒を採用したことがないから、教育のノウハウはないだろうとはいえ、ほったらかしにしていいわけがないことはわかるだろう。まして、「今からお勉強ですか」と揶揄される覚えはないはずだ。

社員三人、パート三人の首を切って身内を採用したと誤解されているのか。いや、いつまでも無給というわけにはいかないだろうから、必ずしも誤解ではないのか。

ただ、付け焼刃でネジの勉強をするのが正しい方向だとは自分は思わない。営業先を一件でも確保し、電話・訪問を一件でも増やすことが舞にできる(舞にしかできない)ことであって、技術の話は当面、技術の人に助けてもらえばいい。そこを間違えないようにしないと、短期で結果を出すのは難しいぞ。



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