窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(078)

第16週「コオロギラン」(水)

放送日

  • 2023年7月19日

概要

植物をめぐる競い合いに苦しんでいた藤丸に、万太郎は、大学を辞めるのではなく、少し休んで、自分に合ったやり方を探してみてはどうかと伝える。胸のつかえが取れた藤丸は、田邊に休学する旨を伝え、万太郎の植物採集や図譜の刊行の手伝いを始める。そして、ヤマザクラの画が載った『日本植物志図譜 第二集』が完成する。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

図譜の第一集は順調に売れてお金も入ってきたらしいが、生活費を賄えるほどだったのだろうか。

ヤマトグサ発見の報の載った学会誌と同時に発行にこぎつけたが、これによって槙野万太郎の評価は高まり、学会内でもその名を知らぬ人はいないという。素人がポッと出した本を、諸先生方がそんなに積極的に手に取ってくれたのか。

「舞いあがれ」でも、ホームページに記事を載せた途端に問い合わせが来る描写があったが、本を作って出版するのも大変だけど、それを売ってお金にすることや、読んで欲しいエライ先生方に読んでもらうのは、さらに大変なはず。そこを描く物語ではないということなのだろうが、「その部分」を仕事にしてきた自分にとっては、ちょっと残念だ。

自分だったらこういう時は田邊教授の名前を利用する。田邊教授のご推薦とあれば、他の先生方も目を通してくれるだろうから。また、こうした形で田邊先生に恩を売り、立てておくことは、植物学研究室に長居したいのであれば必須の処世術だと思うが……


映画ランキング