窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

第一週総括

澤井梨丘の鈴子に圧倒された一週間だった。子役なのに物怖じせず、画面の中央で溌溂と動き、周囲の目を(視聴者をも)惹きつける。テレビドラマ初出演とは思えない(映画や舞台の経験は少しあるようだが)。

梅吉は繊細なのか大雑把なのかわからない。記憶をなくしたゴンベエを住み込みで働かせる、浮浪者然としたアホのおっちゃんを毎日無料で風呂に入れてやる、妻が、自分が産んだわけではない子を連れてきても「一人も二人も一緒」と言って笑って受け入れる。生活力はない(金を稼げない)が、家事は手伝う。浮気はもちろん、飲酒・賭け事をする様子はない。

ツヤは朝ドラ定番? のしっかり者。「あんたがいいと思っても、それをいいと思わない子もいる」とはっきり伝える一方、「それがあんたのいい所」とも言うなど、なかなか立派な母親だ。鈴子がまっすぐに育っているのはこの父母の愛情に支えられてのことと思える。

第一週のこととて仕方のない面もあるが、人が次々に登場するがなかなか印象に残らない。熱々先生や按摩のアサ、キヨなどはまだキャラがはっきいりしているが、西野キヌはどこに出て来たのかわからなかった。自分は、一人ずつ印象に残る登場の仕方をしてくれた方が嬉しい。たとえば松岡くんなどは一回しか出てこなかった(恐らくもう出てこない)が、はっきり印象に残っている。

まあ、今は覚えなくても、いずれその人にスポットの当たる時が来るだろう。


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