窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(062)

第13週「今がいっちゃん幸せや」(火)

放送日

  • 2023年12月26日

登場人物

  • 浩歌(はおごう)(黎錦光(れいきんこう)、作曲家)

概要

結核が再発した愛助の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子は、日々愛助のために身を尽くしていた。そのおかげか愛助の病状は少しずつ快方へ向かっていた。しかし、看病を続けるスズ子は長らくステージから遠ざかっており、マネージャーがいなくなった楽団も全く活動ができな状況が続いていた。一方、上海にいる羽鳥善一は、中国の音楽家たちと交流し、新たな音楽を模索していた。(NHKオンデマンドの解説より)

上海のレストランで羽鳥と黎錦光が会話していると、食事の終わった日本の軍人が店員に、横柄な態度を取っていた(こんな冷たい鶏肉に金が払えるか! と文句を言っていたが、棒棒鶏か何かの冷菜だったのではないか)。その様子を見た羽鳥が「同じ日本人として恥ずかしいよ」と話すと、黎錦光は「先生が恥じることはありません。日本人もいろいろ。中国人もいろいろです」と返すのだった。

洗濯をしながら「ラッパと娘」を歌うスズ子を見て、福来スズ子にいつまでもこんなことをさせてはいけないと考える。が、マネージャーがいなければ仕事も取って来れない。山下はトミに反対された。大阪へ行って直談判し、許してもらおう、と言い出す愛助を見て、坂口は慌て、自分が交渉しますと言ってしまう。

トミの前で覚悟を決め、「福来スズ子を応援したい」と言ってしまう坂口だが、愛助の世話をしているのがスズ子だと知ったトミは、「世話をしてくれたお礼に」山下のマネージャー就任を認めた。見事に要求を通した坂口だが、「怖かった~」。

感想

スズ子は一井と楽団について話をするが、一井は「マネージャー不在では仕事が決まらないから仕方がない」と言う。時局がこうだから、今は音楽どころではない、というわけではないのか。

今日のハイライトはトミの眼光にビビりながらもスズ子のことを必死で弁護する坂口だ。トミは嘘や言い訳は大嫌いだが、自分の気持ちをまっすぐにぶつけて来る人に対しては、聞く耳を持っているということだろう。でも、「世話をしてくれたお礼に」便宜を図るということは、今後も世話をしてくれということ。それはつまり、付き合うことを認めるということになるはずだが、あくまで交際は認めないという。これはトミの嫌いな「言い訳」ではないのか。

東京の売上が落ちているといって坂口が責められていた。スズ子を村山興業がプロモートするという案はないのか。それならスズ子も客が呼べるし、売り上げで村山に貢献することも出来る。ウインウインになると思うが……



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