第17週「ほんまに離れとうない」(金)
放送日
- 2024年1月26日
概要
山下は大阪へ向かいトミと話をする。山下は、スズ子や愛助の覚悟を必死に語り、なんとか二人の結婚を認めてくれないかと食い下がるのだが……。大阪の療養所にいる愛助は、必ず結婚を認めさせ、子どもの父親になるから信頼して待つようにスズ子に伝えてほしいと、山下に言づてする。一方、スズ子は、羽鳥善一と麻里に今後の仕事のことを相談しに行く。(NHKオンデマンドの解説より)
感想
山下のトミへの懇願は、坂口よりはずっとましだったが、涙の土下座もトミには通じず。「家族は同じ方向を向かなあきまへん」に対しては、先日つぶやいた「村山が変わればええんです」と言い返すのかと思ったが、それは言わなかった。
順序がおかしい、まず結婚したいと言って許しをもらい、それから妊娠でしょうというのも、現在でもそうだが、当時としてはなおさら筋が通っていると言わねばならない。トミには、村山の芸人たちが女の子と遊んで妊娠させてしまった(恐らくこれまで何度もあった)事象と同じように見えているのかも知れない。妊娠という既成事実を元に結婚を迫って来るところも。この点に関しては、一緒に暮らしていた二年間、きちんと筋を通して結婚したいと親に伝えて来なかった愛助のせいではあるけれど。
スズ子を励まそうと、愛助からの伝言を面白おかしく伝える山下。見ているのはメモかと思ったら、愛助が書いた手紙だった。だったらさっさとスズ子に渡せばいいのに、何を公開朗読なんかしているんだ! 愛助が知ったら恥ずか死ぬぞ。