1月26日鑑賞。
題名 | カラオケ行こ! |
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原作 | 和山やま |
脚本 | 野木亜紀子 |
監督 | 山下敦弘 |
出演 | ■祭林組/綾野剛(成田狂児、若頭補佐)、北村一輝(組長)、橋本じゅん(小林、ハイエナの兄貴)、やべきょうすけ(唐田)、他 ■森丘中学校合唱部/齋藤潤(岡聡実、部長)、八木美樹(中川、副部長)、後聖人(和田、ソプラノ)、芳根京子(森本もも、副顧問)、岡部ひろき(松原、指揮者)、他 ■家族/坂井真紀(岡優子、聡実の母)、宮崎吐夢(岡晴実、聡実の父) ■その他/ヒロコヒー(和子、狂児の母)、加藤雅也(田中正、狂児の父)、井澤徹(栗山、映画鑑賞部)、他 |
公式サイト | 映画『カラオケ行こ!』公式サイト |
制作 | 日本(2024年1月12日公開) |
時間 | 107分 |
劇場 | イオンシネマ港北NT(スクリーン7) |
感想
何か使命感のようなものがあって見に行った。見ている途中で、なんで見ようと思ったんだったかな……と疑問に感じた。エンドスクロールを見て思い出した。野木亜紀子がtweetで「ここでしか聞けないすごいLemonが聞ける」とかなんとか書いていて、それで見てみようと思ったのだ。そのLemonはどこで歌われたか、気づかなかった。恐らくやくざの皆さんが聡実くんの指導を仰ぐべく、順に歌っていた時の一曲だったんだろう。
ストーリーは、なるほど和山やまですね、という内容だった。
綾野剛は、人懐こい顔立ち、ていねいで穏やかな話し方で、少なくとも前半では人を殴ったり怒鳴ったりする場面もない。それなのに、どこかだどう見てもヤクザなのはどういうわけか。役者とはすごいものだ。
芳根京子のピアノの演奏もすごい。身体全体で演奏しているシーンをロングで映していたから、まさか本人が弾いているのか? と思ったら、本当に本人の演奏なのだそうだ。もともとピアノの経験はあったが、本作のために特訓したのだとか。
齋藤潤はちょっと残念だった。もう少しドラマを引っ張ってほしかったが、まあその分は綾野剛が補って余りある存在感を発揮したからよしとしよう。笑える箇所も随所にあった。
ところで、自分の右の席は恐らく高校生と思われる女性が制服姿で座っていた。学校帰りだと思われるが、驚いて周囲を見回すと、同じような女子高生が何人もおり、また私服のため正確な年齢はわからないが、かなり若いと思われる女性も多くいた。この人たちは誰推しで来たのだろうか? 自分が見る映画作品にこんな若い人が大勢集まるのは非常に珍しい。