第13週「女房は掃きだめから拾え?」(月)
放送日
- 2024年6月24日
概要
寅子は「特例判事補」になり仕事が増えて大忙し。多岐川は家庭裁判所の存在を広く知ってもらうために「愛のコンサート」を開くと言いだし、出演歌手の交渉を寅子に任せる。ある日、家庭裁判所の当番を担当した寅子の元にやってきた女性・元山すみれの相談は、寅子のよく知る人物の家庭に関わるものだった。(NHKオンデマンドの解説より)
昭和24年(1949年)春。東京家庭裁判所の独立庁舎が完成。汐見に子が生まれる。つまり、ヒャンちゃんこと香子が出産したのだ。
相談者は、長年めかけをやっていた、男は遺言書を残し、死んだら家庭裁判所に持って行って検認をしてもらえと言っていたと言い、遺言書を持参。それは大庭徹男のものだった。遺言書には、全財産をすみれにゆずると書いてあった。が、梅子に耳打ちされた光三郎は遺留分を主張……
感想
梅子が生きていた。しかし、離婚したはずが大庭の家にいた。理由は不明。想像だが、徹男は梅子と別れ、すみれと一緒になりたいと思っていた。しかし母の常がそれを認めなかったのではないか。梅子は姑を嫌ってはいたが、表向きは家のこともそれなりに励み、うまく付き合ってきたはず。すみれは常に従う気はまるでなし。こんな女を嫁に迎えることに常が賛成するはずがない。
立場上、寅子は梅子と親しく言葉をかわすことはできないが、改正民法のこともきちんと勉強しているらしい様子を見て小さく喜んでいる様子が見て取れた。
次男は足が悪いようだ。従軍していたようなので、戦争でケガをしたか。すぐ怒鳴り声を上げたり、すみれに掴みかかったり、一番タチが悪い。
光三郎は祖母の足を気遣ったり、終始穏やかな様子で性格のいいのが一目でわかった。梅子の力だろう。
長男は遺書が無効だと言い張るが、弁護士だった父が作成したもの、瑕疵があるとは思えない。すみれが家庭裁判所へ未開封の遺言書を持参し、「検認」をと言ったのも、徹男にそう言われたのだろう。ただtwitterでは、二枚にわたるのに割り印が推していないことを指摘する声があった。