窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「虎に翼」(062)

第13週「女房は掃きだめから拾え?」(火)

放送日

  • 2024年6月25日

登場人物

概要

元山すみれが持つ遺言書の検認に立ち会うためにやってきたのは、梅子と三人の息子たち、そして義理の母・常だった。寅子は梅子との再会を喜び、轟とよねの事務所に案内する。一方、猪爪家では花江が一人で家族全員を支える状況が続いていた。(NHKオンデマンドの解説より)

寅子は梅子を轟とよねに紹介。梅子は遺言書の鑑定を轟事務所に依頼。その結果、偽造されたものだとわかった。すみれは退場。が、梅子は「大変なのはこれから」という。

その後大庭家では長男が遺産をすべて受け継ぐので梅子と弟二人に相続を放棄するよう指示し、常がそれを支持。長男に任せておけば間違いないという。徹次は納得せず、母さんにだけ放棄させて、残りを兄弟で分けようと言う。梅子は「放棄しません」と述べる。

感想

梅子に再会して轟は号泣。またしても寅子は勝手によねに会いに行った格好だが、今日のよねは怒らず、穏やかな顔をしていた。梅子は友人でもあるが、どこかお母さん的な要素もあり、さすがのよねも梅子の前では穏やかでいられるのか。寅子のことも徐々に受け入れつつあるのかも知れない。

遺産をめぐって家族は紛糾するが、長男の言い分も分かる気がする。子どもの頃から、父親が死んだら自分がすべて受け継ぐと教わり、そう思い込んでいたのに、突然民法が変って妻(母)も弟も相続権があるという。現金なら分けることもできるが、家などの不動産はどう分ければよいのだ。分割するために売りに出したら家族が住むところが亡くなってしまう。祖母である常の面倒は長男が(より正確には長男の嫁が)見るのだから、遺産ももらってしかうべきだ。……などなど、問題点はあるのだ。

怪我は気の毒だが、無職の次男が一番タチが悪い。どういう展開になるか。



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