窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「官僚たちの夏」第六話「公害問題」(TBS)

出演

感想

おや、丸尾はいよいよ事務次官ですか。

片山の腰巾着ぶりがなかなかよい。

公害問題だけど、なんとかいう法案が何年に成立したとか、公害局がいつできたとかいうのは恐らく史実をなぞっているのだろうが、あんなに早くから通産全体で公害問題を重視し、対策に取り組んできたのだろうか。通産に指導された企業は、あんなに簡単に非を認め、補償問題の交渉を始めたりしたのだろうか。なんだか、あまりにも官僚側に都合よく話を作ってある印象を受ける。

日本の産業の発展に、通産省をはじめ官僚の方々が尽くしてきたのは事実だろうが、通産省に限らず、当時の日本人の多くにとって「産業」というのは工業のことであり、農林水産業は蚊帳の外に置かれていたはず。それは今も変わっていないのかも知れない。といって、その問題と向き合うのは、このドラマの主旨から逸れる、ということなんだろうな。