感想
斜陽産業をどうするかは難しい問題だ。しかし、この40年間で安全性に対する認識は進歩しているのではないかとは思う。炭鉱事故は痛ましい事件だったが、安全性を犠牲にしての人減らしは、今日では許されないことだと思うが……そういう認識が一般的になったのも、こうした事件が下敷きになっているのか。
最終的に次官になるこを目標に仕事に励むこと自体は悪いことではないと思うが、牧や片山が、次官になることだけが目的になっていて、次官になれそうもないから辞めるとかいう精神構造は全く理解できない。次官になったところで、所詮2年くらいの話で、永遠の安泰が待っているわけでもない。それまでをいかに過ごすかが大事だと思うのだが、時代の差だろうか……(それとも今でも、官僚の人はこうした考え方をするものなのだろうか……)。
鮎川が度重なる過労でついに不帰の人に。
次回が最終回。