シーズン1から一年半後、同じく深夜枠で放映。監督は堤幸彦、木村ひさし、鬼頭理三。
出演(レギュラー)
出演(ゲスト)
放映
2002年1月11日〜
雑感
DVDに収録されているのが「第一話、第二話、第三話・前半」となっていて、意味わかんなかったんだけど。
とりあえず見始めて、一話で終わらないから二話で1エピソードなのかと思ったら、二話でも終わらない。既に深夜で、続けて三話見るのは疲れると思ったけど、ここまできたら気になる。それで一気に見たら、三話の途中で話が終わってしまった。要するにエピソード1は2.5話分だったというわけね。なんでこんな変な区切り方をしたんだろう。きちんと二話で完結するよう話を作るべきだった。
六つ墓村にある温泉旅館経営者の田島が上田を訪ね、毎年1月11日に宿泊客の誰かが死ぬ、という謎を解いて欲しいと依頼。上田は(例によって)奈緒子を誘って一緒に温泉に泊りに行く。しかも事情は伏せて。
毎年1月11日に事件が起きるのなら……その問題を解決するのは、謎を解くことより、その日を休みにすれば済むんじゃないか。なぜその案を誰も提案しなかったのかが不思議(田島には別の狙いがあったことが最後にわかるのだが)。
現地に着いてから、怪しげなお婆さんらの話によって、いろいろなことがわかる。落ち武者伝説。手毬唄。1月11日に掛け軸から血が流れ出すこと。屏風から抜け出した武者が部屋を歩き回ること。妖怪・背中わらしの存在など。こうしたことは、むろん田島はよく知っていたはずだが、上田に依頼する時にはそういう説明をしない。上田も、何の下調べもせず現地に赴いたようだ。そんなことってある?
奈緒子は、上田の温泉旅行への誘いを当初は断わるが、しぶしぶ承諾する。が、独身男性が独身女性を宿泊旅行に誘うとなると、普通は目的はひとつ。これまでの付き合いから上田がそういう男ではないと確信していたのかも知れないが、部屋がひとつであることに何の疑問も持たないのはいかにも不自然。しかも、上田はわざわざ奈緒子の母親に電話して旅行の件を告げている。普通に考えれば(考えなくても)これはプロポーズだろうぜ。
村人が落ち武者狩りを行なったのは400年前。その後395年、何もなかったのに、突然5年前から変死が続いたからといって(しかも水上荘の中だけで)、それが落ち武者の霊魂のしわざだと村人があっさり信じたのはなぜ?
藤野景子が、わざわざ上田に「栗栖先生を守ってください」とお願いにいったり、怪しげなコインを預けたりしたのはなぜ? その景子の携帯に落ち武者からの(?)殺人予告があった時、彼女が「落ち武者からは逃げられない」と悟ったように言ったのはなぜ?
犯人は、今年も1月11日に誰かを殺さなければならかなっただろうが、既に一人殺した後、続けて二人目を殺した理由はなに? おまけに、これまではすべて病死または事故死で片付いているが、この時の二人目は毒殺。ここまできたら警察だって黙ってはいない。担当が矢部だったから紛糾したが、そうでなければあっさり犯人が割れただろう。それだけのリスクを犯した理由が不明。
と列挙するときりがないけど、とにかくストーリーはお世辞にも褒められない。
でも、上田の真面目くさって目をギョロリと剥く表情、おだてられると何処までもつけあがる性格、「物理学者なんで、ブッツりと」などのギャグ。コメディとしては十分楽しめた。貧乳ネタがなくなったのも良かった。「お前らのやってることなんか、まるっと……お見通しだ!」と決めセリフが微妙に変わったのも楽しめた。
しかしまあ、二酸化炭素の充満した穴に落ちて、田島美佐子などはそれで死んでしまったというのに、次の場面であっさり部屋に戻っていたのはなんとも納得がいかない。
上田が教授に昇格。また、奈緒子とともに体験した事件を本にし(「どんと来い、超常現象」)、売れているかどうかは別にして、名声は上がっているようだ。事件の依頼者からも、当然、それなりの謝礼があるのだろう。ほとんどの事件で実質的な解決者は奈緒子なのだが、彼女の名声はさっぱり上がらず、今月も家賃滞納……。
配役
石井愃一は「踊る大捜査線」で生活安全課長役。テレビ版の「クライマーズ・ハイ」にも整理部長役で出ていたが印象はない。渡辺いっけいは「ガリレオ」でおなじみ。氏家恵は「スカイ・ハイ2」で出ていた(スカイハイ出演の方があとだが)。
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