「踊る大捜査線」2回目を観に行った

ここのところ忙しくて時間が取れなかったが、ようやく「踊る」を観に行くことができた。もう一回は観たいと思っていたのだ。

題名踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!
劇場-

面白かった。少なくとも2回観る価値はあった。さすがに2回目はいろいろなことがわかる。ただ、3回目を見るかというとたぶん観ないだろう。「TRICK」も観ないといけないし、「インセプション」「借りぐらしのアリエテッティ」「プレデターズ」と観たい映画が目白押し。今週末には「ソルト」も公開される。そこまでは追いかけていられない。まだ気になる部分が残っているけれど、それはDVDで確認しよう。

僕が観たシネコンでは、2つのシアターを使って一日9回上映されている。夏休みに入ったし、まだまだ人気作という判断なんだろう。が、館内は寂しかった。開始5分くらい前に入った時はうしろの方にパラパラ人がいるだけ。始まってからドヤドヤ人が入ってきて、開始後10分くらいには一応半分くらい埋まったが、埋まったといっても空席も目立ち、人数でいえば席数の1/3くらいか。

それにしても、いくら最初の15分くらいは予告や注意などで、本編が始まるわけではないとはいえ、時間を過ぎてから入ってくるのは勘弁してほしい。予告だって作品のひとつで真剣に見ているし、本編開始に向けて集中力を高めていく時間でもある。劇場の人は、時間が過ぎたら本来人を入れてはいけない。仮に入れるにしても、きちんと注意してほしい。ところが、注意するどころか、時間が過ぎてもチケットを売っていることを知った。目の前の1,800円の売り上げが大事なのかも知れないが、マナーが低下すれば、結局観客動員は落ちていくのではないか。

この映画の見所は、

  1. 青島と魚住の掛け合い
  2. 原夏美が可愛くてカッコいい
  3. 相変わらず情けない神田署長以下の3人、しかし最後にちょっと見せ場がある
  4. 小泉今日子に抜群の存在感があった。舞台のような大見栄を切るところなど、かつてのアイドルがよくぞここまで……
  5. 「オレに部下はいない。いるのか仲間だけだ」は第一作(OD1)ほどではないが、印象的なセリフ(OD2にはこうした決めセリフがなかった)
  6. 最後の署長の挨拶は実に意外

特に最後は、一回目はこの一点のために観て良かったと思ったし、他の人にも一回は観てほしいと言いたい。これは、多くの人が忘れていたと思われる、テレビ編第一話でのすみれのセリフからのリンクなのだ。長い間たなざらしになっていたがここに結実する。オールドファンには嬉しい驚きだが、テレビ編からずっと見ていた人でないと、なにが嬉しいのかわからないかも知れない。

しかし、必ずしもあと味の良い作品とはいえない。

  1. 女性が少ない(OD2では警察幹部に真矢みきが、被害者に小西真奈美がいた)
  2. 本庁と所轄の対立はいつものことだがもう飽きた。本庁側がエリート意識を表に出したり、所轄(ノンキャリ)をバカにしたりするのはあるとしても、「所轄はいらない」などと言い、所轄の集めてきた捜査情報には目も耳も傾けないなどというのはおよそあり得ないだろう
  3. すみれが青島に「死ねばよかったのに」は、いくら冗談だとしても、口に出すべき言葉ではないのではないか(これってなにかのギャグ?)
  4. 小栗旬が期待外れ
  5. それ以上に伊藤淳史が期待外れ

今回、犯人の主犯格の須川圭一を演じた役者は森廉だそうだ。彼はテレビ編第一話に子役で登場。短いが印象的な(かつ、「踊る」の象徴的な)シーンである。あの子がこの歳になったのか。しかし、「踊る」の鉄則に、同じ役者は同じ役で出演する、というのがある。あの時の子が須川だったという解釈なのだろうか。