窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「相棒 Season 1」第2話「教授夫人とその愛人」

45分。このくらいの長さがテンポもよくていいなあ。

出演(ゲスト)

粗筋

薫が美和子と待ち合わせをしていたところ、ビルの屋上から飛び降りようとしている女を発見。駆けつけて無事、保護したが、なんと女は「私は人を殺した」と告白。しかも超大物の妻であることがわかる。神林淳子の自白に従って現場検証をするが死体はない。寿一朗は淳子の妄想だと断ずるが……

雑感

神林淳子が飛び降りようとしているのにいち早く気付き、現場に真っ先に駆けつけたのがわれらが薫ちゃん。右京からは「君は腰は重いが口が軽い」と批判されるけれど、それなりの行動力はある。なかなか褒められないが、これはひそかに誇ってよいのではないか。

ストーリーは予定調和的だが、このくらいが疲れなくていい。

相手が相手なので、警察としても「淳子の妄想だった」で幕を下ろしたい気持ちは山々だろうが、あとで死体が発見されるようなことがあったら大問題になるのは明らか。少なくとも中園警視正あたりのクビは危ないわけで、あそこまであっさり終わりにするのか、上が「終わりにしろ」と言ったからといって、伊丹らまでが「はいそうですか」といってしまうのは納得がいかないところ。

右京は結局、証拠もなしに寿一朗を追いつめたが、これほどの大物を前にして証拠もなしに自白を迫るのはいくらなんでもやり過ぎだ。自白を得たが、証拠がないままでは送検できない。まあ、伊丹らが裏付け捜査はするのだろうが……

第一話で右京が手柄を立てさせてやろうとした(贈賄事件)小野田官房長官、正体や右京との関係が不明だったが、今回も最後に少しだけ登場。内村警視長に対し、右京をうまく使え、彼の手柄は君の手柄なんだと言って懲戒処分を撤回させる。ほんと、その通りだと思う。薫に対してはともかく、有能な右京を遠ざける理由がよくわからない。こき使えばいいのに。

配役

山本圭はSPで総理大臣を務めた人。川原和久は今気付いたけど劇団ショーマの人(かつて、何度も舞台を観に行きました)。