窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

連続ドラマ第7〜8話「悪しき実」

出演(ゲスト)

  • 松田賢二(岸谷清次、死体で発見された男)
  • 木村多江(春川美津代、岸谷清次の同棲相手)

粗筋

不審な遺体が発見される。自殺のようにも見えるが不審な点が多く他殺の可能性もあると。死者は村田を名乗っていたが本名は岸谷清次であると判明。女と暮らしていたはずだがアパートからは女の気配が消えていた。姫川班は女の行方を追う……

感想

日下初登場。いや、スペシャル篇からずっと出てはいたけど、いったい何しに出てきたのか、キャラ設定も、そのドラマにおける役割も何もわからず不思議な存在だった。その意味では今回が実質初登場になる。実際、これまで日下を登場させたことにどんな意味があったのかと思う。今回初めて出てきて、こいつ誰だ? と思わせ、おおー、こういう奴なら玲子は毛嫌いするだろうなあ、と思わせた方が効果的だったように思うのだが。

日下は予断を配し、緻密な捜査を積み重ねていくタイプ。しかし仕事が遅いわけではなく、玲子も一目置かざるを得ない。……が、橋爪はモタモタしているのが気に入らないようだ。もちろん橋爪は玲子の閃きも嫌っている。彼に好かれるのは大変だ。

玲子の高ビー(死語?)*1な態度が鼻につく。今回はガンテツは登場しないが、日下ならずとも「いい加減にしろ」と言いたいところ。

玲子「菊田って、そういうとこ何気にやさしいよね」。……いつも怒鳴りつけてばかりだから、たまにはねぎらおうと思ってか、取ってつけたようにいった一言だったが、菊田の心を射抜いちゃったみたいね。

菊田は玲子には従順だが、他の人に対しては結構乱暴だ。

井岡のセクハラ&ストーキングを、玲子が嫌がらないのは不思議。いや、口でははっきりと嫌がり、それは嘘ではないのだろうが、本気で避けている様子がない。問題にしてないだけかも知れないが。

タイトルは秀逸。「シキミ」という木が本当にあるとは知らなかった。果実は食べれは死に至る可能性がある程度に有毒らしいが、仏事に用いられ、寺院に植栽されるらしい。

*1:高ビー……「高飛車」を崩した言葉。「高飛車」は辞書に載っているだろうが、威圧的で高慢な態度を指す。元は将棋からきた言葉で、「飛車」という駒は強力な戦闘力を持っており、攻撃のため積極的に飛車を前に進める戦法を高飛車と呼ぶことから。