手に汗握る「アルゴ」

アカデミー賞作品賞なので、一応観ておこうと。まだ公開中だが、もうビデオ(DVD & BD)が発売されているんだなあ。

題名アルゴ(原題:Argo)
監督ベン・アフレック
出演ベン・アフレック(トニー・メンデス、CIA)、アラン・アーキン(レスター・シーゲル、映画プロデューサー)、ジョン・グッドマン(ジョン・チャンバーズ、特殊メイクの第一人者)、ブライアン・クランストン(ジャック・オドネル、トニーの上司)、他
公式サイト映画『アルゴ』3.13 ブルーレイ&DVDセットリリース レンタル/オンデマンド同時開始
制作USA(2012年12月26日日本公開)
劇場ヒューマントラストシネマ渋谷

粗筋

1979年に起きた、イラン・アメリカ大使館人質事件に基づく物語。

イラン革命(1979年2月)によって親欧米化路線を敷いていたパーレビ国王は追放され、ホメイニが台頭。パーレビはアメリカに亡命したが、イスラム過激派グループはパーレビの身柄を要求してアメリカ大使館を占拠し(1979年11月4日)、52名の大使館職員を人質にとった。

占拠される前に6人の職員が脱出し、カナダ大使館に逃げ込んだ。だが見つかるのは時間の問題で、見つかればスパイとみなされ極刑は確実。アメリカ政府は身柄確保のための作戦を練るが妙手はない。人質奪還のプロ、トニー・メンデスは、架空の映画製作を企画し、6人をロケハンにきたカナダのスタッフに装って出国させる方法を提案した……

雑感

この映画を観るのは初めてなのだが、……初めてであることは間違いないはずなのだが、強烈な既視感があった。過激派が大使館を襲うシーン。架空の映画をでっちあげることを提案するシーン。映画のタイトルが「アルゴ」であること。そのSFファンタジーの内容。見覚えがあるんだなあ。……これは実話だそうだから、映画とは別の形で報道がなされ、それを目にしていたのだろうか?

ストーリーは非常にわかりにくい。アメリカとイランの関係やイランの政治体制についてたいした知識がないからだが、前半の説明的なシーンは退屈で眠くなった。結局何が起きたのか不明な部分も多々あり、観終わったあとあちこちサイトを検索してようやく筋に得心がいった次第。

しかし、救出作戦が始まってからのスリリングさは並みのサスペンス映画では得られないものだった。事実は小説より奇なり、を実感した(ま、いろいろと盛っているんだろうけど)。こんなにハラハラドキドキしたのは久しぶりだった。

終わってみれば……イランを悪者に仕立てて、アメリカがこんな活躍をしたんですよーというプロパガンダ映画で、映画としてももちろんよく出来てはいたのだが、確かにこれがアカデミーは批判を呼ぶのもわかる。

Academy Award

第85回アカデミー賞の作品賞・脚色賞・編集賞の3部門受賞。

アルゴブルーレイ&DVD (2枚組)(初回限定版) [Blu-ray]

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