題名 | 清須会議(2回目) |
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劇場 | TOHOシネマズ ららぽーと横浜 |
雑感
三谷幸喜監督作品は、豪華俳優陣であることがひとつの特長になっている(らしい)。僕が観たのは「ステキな金縛り」だけだが、ちょっと贅沢過ぎる使い方だなと思ったものだ。特に佐藤浩市、篠原涼子、深田恭子の使い方は疑問で、単に登場シーンが少ないというだけでなく、あれなら別に彼らではなくて他の役者でもドラマは成立したと思えたからだ。
それに比べると本作は、俳優陣は前にも増して豪華だが、どのキャスティングにも必然性がある。更科六兵衛役で登場した西田敏行は別にしても、松山ケンイチ、伊勢谷友介、染谷将太などは、出番もセリフも多くはなかったが、きっちり存在感を出していた。伊勢谷の「断わる」というセリフまわし、松山の木偶の物真似(いずれも予告編で取り上げられていたが)は、一瞬だけど余人を以て変えがたしと思ったし、信長役の篠井英介、光秀役の浅野和之は、確かに重要な役どころではあるが、短いシーンできっちりキャラを立たせていた。
脚本・演出がよかったのか、役者が「出番は短いが、印象的なシーンにしよう」と頑張って存在感を主張したせいか、わからないけど、一流の役者がこういう風に存在感を主張してくると全体がものすごく盛り上がる。
それにしても、これだけ多くの著名な役者が、出番が少なくても快く出演してくれるというのは、三谷さんの人柄なのか。
配役
- 近藤芳正がどこにいたのか、今度ははっきりわかった。
過去記事
- 抜群に面白かった! 「清須会議」(2013/11/09)