窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

NHK大河第46回「駆け落ち」

出演

粗筋

徳富蘆花は小説家として生きていきたい、そのために東京へ行きたいと考えており、久栄に一緒にきてほしいと懇願。久栄も受け入れ、二人で(周囲に内緒で)上京しようとしたが、それを嗅ぎつけた八重は直前で阻止。二人が付き合うのは構わないが、駆け落ちはダメだ、里帰りができなくなると説得する。

しかし東京へ行きたい気持ちを止められない蘆花は、結局久栄を置いて一人上京してしまう。

みねが男児を出産。ひ孫ができた佐久は大喜びだが、みねは命を落とす。

ジョーの父・民治も逝去。

雑感

先週が不倫で今週が駆け落ち。世間では憲法が制定されようとしたり国会が開設されようとしたり、大きな時代のうねりのど真ん中にいるはずだが、本大河はそのあたりは深入りせず、家庭内愛憎劇を延々と繰り広げている。

前半(会津篇)とあまりにトーンが違うので、会津篇はチャレンジャー過ぎてやばいところに触れてしまい、今はいろいろと自主規制がかかっているのかな、と勝手に想像しているのだが。

さて今回。八重も罪なことをしたな、というのが率直な感想。駆け落ちをしたら、それはそれで苦労しただろうが、若い二人にとっては苦労もまた幸せの一部だろう。八重が駆け落ちを中途半端に止めたために、久栄は蘆花に捨てられることになってしまった。二人が駆け落ちを計画していたことはすぐに周囲の知るところとなっただろうから、久栄個人の失恋では済まなかったのではないか。