「バック・トゥ・ザ・シアター」企画での一週間限定公開。取るものも取り敢えず観に行く。
題名 | ザ・エージェント(Jerry Maguire) |
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監督・脚本 | キャメロン・クロウ |
出演 | トム・クルーズ(ジェリー・マグワイア、代理人)、キューバ・グッディング・Jr(ロッド・ティドウェル、フットボール選手)、レジーナ・キング(マーシー・ティドウェル、ロッドの妻)、レニー・ゼルウィガー(ドロシー・ボイド、ジェリーの妻)、ケリー・プレストン(アヴェリー・ビショップ、ジェリーの元・婚約者)、ジェイ・モーア(ボブ・シュガー、ジェリーに引導を渡した人)、他 |
制作 | USA(1996年12月6日公開) |
時間 | 139分 |
劇場 | TOHOシネマズ 川崎 |
内容紹介
ジェリー・マグワイアは、プロスポーツ選手の代理人として辣腕を振るっていたが、給料を釣り上げるだけが目的のような仕事の仕方にうんざりし、会社に改革案を提出すると、クビになってしまう。
そこでドロシー・ボイドを連れてマネジメントの新会社を設立するが、これまで彼が担当していた72人の顧客のうち、契約してくれたのはロッド・ティドウェルのみ。お調子者でお喋りなロッドを相手にジェリーは……
雑感
面白かった。タイトルも知らない作品だったが、せっかくだからと思って観て正解だ。やはり名作は名作なのだ。
冒頭でジェリーがこれまでのエージェントの仕事の仕方にうんざりする理由がよくわからなかった。また、独立した後の仕事の仕方が特に変わったようにも思えない。もっとも、ロッドとの付き合い方は最後に変質する。これまでどうやってロッドの機嫌を取るか、ロッドに嫌われないかだけを考えていたが、最後に嫌われることを覚悟で厳しい批判をし、ロッドはロッドでジェリーの叱責をきちんと受け止めて選手として一皮脱皮する、という関係に昇華されるのは興味深い。
ロッド以外のジェリーの担当顧客は、ジェリー本人を気に入っていたというより、ジェリーの勤めていた会社を信頼していたのだろう。ジェリーが辞めたら別の担当が付くだけである。……とはいえ、72人も担当していて、独立したジェリーと契約したのが一人とは、ジェリーはよほど人望がなかったのか。
18年前の作品。トム・クルーズも若い。しかし、唇を半開きにするちょっと間抜けな表情は、この頃からあったんだな。
配役
- レニー・ゼルウィガーは「ミス・ポター」(2006)でビアトリクス・ポター役を演じている。この作品のずっとあとのことだが。
日本語タイトル
「エージェント」という題名の割に、エージェントとしての仕事ぶりよりも恋愛の様子の方に尺が取られている気がしたが、原題を見たらなんど「Jerry Maguire」。この邦題はちょっとおかしいのではないか。「ジェリー・マクガイア」というタイトルが地味なのは認めるが。
今日の英語
- You scared me.(心配したのよ)
- What does your heart tell you?(心の声を聞くんだ)
- This is embarrased.(どっちらけ)
- Tomorrow is another day.(明日がある)
- I don't tell.(内緒にしとく)