「キック・アス」と「キック・アス・ジャスティス・フォーエバー」の二本立て。少し前、「キック・アス・ジャスティス・フォーエバー」が封切られた時に、観に行こうかと思ったのだけど、「キック・アス」の予習ができず断念した経緯がある。まあ下手に(DVDで)予習しなくて良かった。これは劇場で観るべき作品だ。だからこういうのは本当にありがたい。
題名 | キック・アス(Kick-Ass) |
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監督 | マシュー・ヴォーン |
出演 | アーロン・ジョンソン(デイヴ・リゼウスキ、キック・アス)、クロエ・グレース・モレッツ(ミンディ・マクレイディ、ヒット・ガール)、ニコラス・ケイジ(デイモン・マクレイディ、ビッグ・ダディ)、クリストファー・ミンツ=プラッセ(クリス・ダミーコ、レッド・ミスト)、マーク・ストロング(フランク・ダミーコ、クリスの父)、リンジー・フォンセカ(ケイティ・ドーマ、デイブの友人)、エリザベス・マクガヴァン(アリス・リゼウスキ、デイブの母)、ギャレット・M・ブラウン(デイブの父)、他 |
制作 | USA、イギリス(2010年12月18日日本公開) |
時間 | 117分 |
劇場 | 目黒シネマ |
雑感
「スパイダーマン」に代表されるマーベルものというか、超人ヒーローもののパロディなのかと思ったが、本作ももとはマーベルに連載されていたコミックなのだとか。
平凡な人間がヒーローになりたくてコスチュームを着て自らを鼓舞する、というのは、昔だったらバカにしたかも知れないけど、「アメイジング・スパイダーマン2」を観た今はよく理解できる。あの作品でも、小さな男の子がスパイダーマンのコスチュームを着て「ニューヨークの平和は僕が守る」と頑張っていた。ああいうことって、あるよなあと。
どこかで「主人公の影が薄い」という評を見たのだけど、どこが薄いんだよ! キャラ立ちまくりだし、カッコいいし、可愛いし、文句なしだろ! と思ったが、あとでよくよく考えてみると、一応本作の主人公はキック・アス(のはず)だよな。どうみてもヒット・ガールが主人公だと思うし、そういうつもりで見て何も違和感はなかった。
ストーリー自体は他愛もないけど(でも引き込まれる)、アクションがすごい。「アクションもの」のひとつの理想を示したのではないか(追随する作品があまり出てきているようには思えないが)。
今日の英語
- "I care about you." "I care a lot about you." ←バカっぷる爆発しろ。
配役
- クロエ・グレース・モレッツは(なぜかアビゲイル・ブレスリンと混同していた)、同じ2010年に公開された「モールス(Let Me In)」のアビー役が印象に残っている。「キャリー」は悪くなかったけどイマイチかな。それにしてもあんなに身体が柔らかくて運動神経に優れているとは。