女性陣登場「真田丸」第3回「策略」

武田が滅んだ今、真田としては上杉につくか北条につくか決めなければならない……昌幸の決断は?

出演

粗筋

昌幸は織田につくことを決め、まずは信長に会いにいくことにする。一方、上杉から味方になるよう誘いの手紙がきたが、こちらにも断わることをせず、いい返事をすることにする。その返書は大事なので、源三郎に直々に届けさせる。ところが途中で何者かに襲われ、文が奪われ、供の佐助まで殺されてしまう。大事なお役目を果たせなかった源三郎は自責の念に駆られるが、実はこれは昌幸の策略だった。室賀正武が使者の文を奪うことを見越して、偽の返書を持たせていたのだ! 無論、上杉からの誘いも嘘。室賀はこの文を奪えば、すぐにそれを織田に見せるだろう。上杉からも誘いがきている真田に、信長は興味を持ち、取られたくないと思うに違いない。そうでもしなければ、信長に会うことすら難しいだろう――と、あとで聞かされた源三郎はひどく落ち込む……

戦場跡地を本多忠勝と見て回った家康の眼前に、逃亡中の小山田茂誠が姿を現わす。忠勝は茂誠を斬ろうとするが、家康は「戦は終わったのだ」と言ってそれを止める。茂誠は逃げ去る……。

感想

高梨内記が第一話からこれといったセリフもないのにちょいちょい顔を出していたのは、娘のきりを出すためだった。

きりも梅も信繁に好意を抱いているようだが、信繁は梅が好きで、きりの気持ちには全く頓着しない。

事前情報では、きりは時代劇にあって現代娘風に描かれるとあったので、不安に駆られたが、確かに現代風ではあるが、一応、最低限の格式は守っているようだ。脚本と演出の問題で役者の問題ではないのかも知れないが、木村佳乃よりはよほどうまいと感じる。

小山田茂誠は、前回信茂と共に死んだと思っていたので、生きていたのはびっくり。しかし逃げ帰ってくるとは、情けない男だ。コメディ担当の架空の人物なのか?

信長に会いに行く昌幸が、信繁について来いと言い、信幸には言わない。自分だけ除け者にされている、信頼されていないと感じた信幸は自分も連れて行ってくれと頼み込み、一蹴される。昌幸は言う。「お前は何を考えているのだ。こたびは生きて戻れる保証のない旅。わしに何かあったら真田を継ぐのはお前だ。だからこそ、お前を残すのだ。真田を頼むぞ」そう言われてすぐその気になる信幸。信幸の単細胞さが強調されているきらいはあるが、責任感を持たせてやる気を引き出す昌幸の態度は悪くない。
(2016/2/14 記)