TBS連続ドラマ「この世界の片隅に」第五話

出演

粗筋

  • 浦野要一戦死の知らせが届き、遺骨が返って来る。葬式のあと、うっかり十郎が骨壺を落としてしまうが、中から出て来たのは骨ではなく石だった。
  • 水原哲が入湯上陸し、北條家にすずを訪ねてきた。
  • 周作は水原に、母屋には泊められないと納屋に追い立てるが、すずに「積もる話もあるだろう」と納屋へ行かせる。おまけにすずが家を出ると家に鍵をかけて(すずを締め出して)しまう。すずは、鍵をかけられたことに気付いた……
  • 現代編、近江佳代は(かつてすずの住んでいた)古民家に住むにあたって、権利者に許可を取ったという。その相手が北條節子だった。節子の謎は恐らく次回に明かされる(はず)

雑感

  • 原作で一番謎のエピソード。
  • アニメでは原作に輪をかけて謎だったが、アニメではりんとのエピソードをばっさり落としているため話がつながらなくなっているのだろうと思った。ていねいに(過剰に)説明し過ぎるきらいのある本ドラマでは理由を明確に語るかと思ったが、自分の理解の及ぶ範囲では説明はほとんどなかった。
  • 周作が初めて(それと知らずに)会った時の哲は、礼節のある、好人物であった。しかしこの日の哲は、他人の女房をつかまえて「すず」「すず」と呼び捨てにし(周作でさえ「すずさん」と呼んでいるのに!)「ここじゃただのボンヤリでしょう、遠慮のう言うてくださりゃ連れて帰ります」など、たとえ実の兄でも口にすべきではない、失礼な物言いをする。周作が怒るのも当たり前である。
  • ただし仮にも兵隊さん、無碍にはできない。それが「納屋に泊める」という判断なのであろう。ここまではわかる。
  • わからないのはすずを差し出したことである。夜に男が一人で泊まる部屋に行かせたのである。おまけに母屋に鍵をかけてしまったのだから、周作の意図は明らかである。なぜ女房を差し出すような真似をしたのか?
  • この当時、死地に向かう兵隊に対してこうしたもてなしをするのが常識だったのか? それとも哲と仲のよさそうに話をしているすずを見て、すずも本当はこの人の嫁に行きたかったのではと勝手に気を回した結果か? もし夫公認でよその男と一夜を過ごした嫁、などということが近所の噂にでもなったら、大変なことになると思うが……
  • 北條節子登場。すずの娘か? 径子が再婚して出来た子、という可能性もなくはないが……

(2018/8/17 記)