窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「アリバイ崩し承ります」第六回「最終章…凶器のアリバイ」

出演(ゲスト)

  • 間宮祥太朗(真壁剛士、組織犯罪対策課(組対)の刑事)
  • 木村カエラ(村木キャサリン、組対の刑事)
  • 斎藤陽一郎(平根勝男、被害者の上司)

概要

暴力団の抗争が起き組対がピリピリしている中、拳銃を使用した殺人事件が発生。死亡推定時刻は14~16時だが、15時に凶器となった拳銃が発見されているため、14~15時となる。被害者は真面目な会社員だが、上司の平根は暴力団に麻薬を横流ししていた疑いがあり、それに気付いた部下を口封じのために殺したのではないかと推測。が、平根には15時まで鉄壁のアリバイがあった。

雑感(ネタバレあり)

  • タイトルに「最終章」と銘打たれてたので、今回と次回(最終回)との前後編なのかと思ったが、一回で解決してしまった。
  • 時乃が察時管理官に拳銃を向け、「秘密を知られたからには生かしてはおけません」と真顔で呟くシーンが予告編で流れた。さすがに本当に殺さないまでも、時乃にはこれまで知られていなかった何か秘密があるのかと思ったが、単なるフェイクだった。時乃の真顔が見られたのは、それはそれでよかったけど、ちょっと後味悪いな。
  • 時乃を頼りにする察時は、前回は捜査会議の際に近くにいる時乃が聞き耳を立てるのを黙認(それ以前は追い出しにかかっていた)が、今回時乃はメモを持って席に座り、ちゃっかり捜査会議に参加しようとしていた。それを誰も咎めだてしないのは、さすがにおかしいだろう。まして部外者の組対の刑事もいるのに。
  • 雄馬は察時と時乃の秘密の関係に気付く……。いつも事件解決を時乃に頼っていた察時は、それがバレたら大変と焦るが、雄馬が疑っていたのは「二人が付き合っているのか」だった(これは、多分そうだろうなと思った)。
  • 事件解決の鍵になったのは察時の推理(本当は時乃の推理)だが、雄馬はそれを真壁の手柄にしてやる。前回もそうだが、こうした点、雄馬は結構友情に篤いのだ。
  • しかし被疑者を確保に行く時には、あらかじめ打ち合わせをしておけよなあ。被疑者の前で、察時以外の刑事が察時初めての推理を聞くというのは、ドラマツルギーとしてもおかしいと思う。この悪しき習慣は、自分は「美味しんぼ」で定着してしまったと思う。*1
  • 華々しく登場した木村カエラ、ではなくて村木キャサリンだが、あれで終わり? 次週も登場する?


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(2020/3/15 記)

*1:山岡が勝負の皿を出すと、味方のはずの東西新聞陣営から「あーっ、これじゃあダメだ……」「山岡、貴様はクビだ!」などの叫び声が聞こえる中、勝負の相手が「待てっ、これは……」とその真価に気付くというのがお約束のパターン。