窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(47):地蔵盆

第十週「1962」(金)

放送日

  • 2022年1月7日

概要

ジョーの演奏を聴いて、るいの心の扉が開く。回想シーンがセピア色に変わった。モノクロームであることに変わりはないが、白黒から少し色がついたということだろうか?

耐えられなくなったるいは席を立ち、大阪の町を当てもなく歩く。しばらくしたらジョーが追いかけてきた。On th Sunny Side of the Street はサッチモちゃんにとって特別な曲なんじゃないのかと問うジョー。部屋でこの曲を吹いた時に涙ぐんだから。だから今日の曲に選んだと。るいは、あなたのおかげで思い出したくないことを思い出してしまった。忘れるために岡山から出て来たのに! と言い放ち、ジョーの前から去る。

Night & Dayの洗濯物の配達を言いつかる。るいは気まずい思いを抱えつつ、店に行く。小暮はるいに、サマフェスで途中で帰ってしまったのはもったいなかったと言う。ジョーのサニーサイドは特別だから、と。

お互いに月を眺め、相手を思いつつ、数日が過ぎる。

地元の地蔵盆。出店が出て遊ぶ子供らを二階の窓から眺めているるいだが、ジョーがやって来たことに気づく。子供らにまじって輪投げ、金魚すくいをし、たこ焼きを食べるもこぼしてしまい、シャツを汚す。るいは慌てて二階から走って降りて外へ飛び出し、「すぐに落とさんと、シミになってしまう!」と汚れを落としにかかる。ジョーは「よかった」と呟く。

今日のジョーとるい

「特別な曲なんやと思うてた。でも違うんやな。On the Sunny Side of the Street はサッチモちゃんにとって、特別な曲やなくて、すーっごく特別な曲なんやな」

今日のジョーとるい(その2)

「よかった。サッチモちゃん、怒ってると思って。もう僕の洗濯してくれんと思ってた」
「そねえなわけねえじゃろ、私はクリーニング屋なんじゃから」

雑感

サマーフェスティバル(夏祭り)が初デート(今回はデートではないけど、うきうきする場所)であること、前半は楽しいけど途中で厭なことがあって帰ってきてしまうこと、……安子&稔と相似形になっている。安子の時の仲直りの言葉は「メイ・アイ・ライト・ア・レター・トゥ・ユー?」だったが、今回は「そねえなわけねえじゃろ、私はクリーニング屋なんじゃから」だった。

サマーフェスティバルは8月11日。地蔵盆は8月24日だとポスターに読める。るいとジョーが互いに相手を思い浮かべつつ満月を見上げるシーンは、都合のいい演出? と、調べてみたら、1962年8月の満月は16日だった。まさにこの日、二人は空を見上げていたのだ。そこまで調べての演出だとしたら、すごい。

サニーサイドはジョーにとっても特別だというのは、定一さんの熱唱を生で見たから?

とりあえず仲直りとなったようだ。これにて今週は終わり。記録もようやく追いついた。
(2022/01/09 記)


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