第15週「1976-1983」(金)
放送日
- 2022年2月11日
概要
無愛想な客に、回転焼き屋の娘なのに回転焼きが焼けないことを馬鹿にされたひなたでしたが、事実なので何も言い返すことができませんでした。将来の展望が何も見えないひなたは、クラスメイトの小夜子のアイデアで、家業の回転焼き屋を継ごうと思いつき、るいに焼き方を教えてもらってチャレンジするのですが……。(NHKオンデマンドの解説より)
るいに頼み、回転焼きを作らせてもらうものの、まともな商品ができず、自分は何をやってもダメだと泣きだしてしまう。店を飛び出したひなたはまたしても映画村へ行き、うろうろしていると、ミス条映コンテストが開催されることを知り、それに応募する決心をする。
雑感
本郷奏多の舌打ちは天下一品。……なのだそうだ。さて、ひなたの祖母の時代から知っている我々は、店番をしている時に見知らぬ男性客が来た時点でフラグが立っているわけだが、これからどのように発展するかは不明。初対面の印象は悪かったが……
作ってみたいというひなたに、いきなり商品を作らせるるいは、かなり甘い。もしくは厳しいのか? 小豆を煮たり、生地を作ったりすることこそ簡単にはできないが、焼けるようになれば店番を任せられる。いずれにしても、いきなりうまくいくはずがないのだから、失敗したことは気にする必要はない。一週間も真面目にるいについて教われば、できるようになるのではないか。ひなたに必要なのはその努力なのだが、一回やってうまくいかないと、「私はなにをやってもダメだ」と落ち込むのはいただけない。
しかしまあ、ひなたが回転焼き屋を「継ぐ」のはあまりいい案とは思えない。昨日も書いたように、「るいはまだ若く(38歳)まだまだずっと店を続けるだろうし、店主が二人になったからといって売り上げが二倍になるわけでもない」からだが、そもそも興味のないことを無理にやったところでうまくいくはずがない。
あれだけ映画村に通っていながら、そこの職員になるとか、自分も役者になるとかいうことを考えなかったのは不思議である。こんなに長続きしている「好きなこと」なのだから、その周辺で何かできるといいと思うが。