第16週「1983-1984」(金)
放送日
- 2022年2月25日
概要
映画のオーディションに向けて、ひなたは五十嵐と一緒に虚無蔵に稽古をつけてくれるよう頼むのですが断られてしまいます。それでも役をつかもうと懸命に努力した五十嵐は、なんとか予選を通過。オーディションを翌日に控え、緊張する五十嵐を元気づけようと、ひなたはるいに頼んで……。(NHKオンデマンドの解説より)
ひなたは五十嵐と一緒に道場の雑巾がけをしつつ、虚無蔵に殺陣を五十嵐に教えてくれるよう頼むが、虚無蔵のは拒否。それは、自分もオーディションを受けるから、そのため、自分の練習にのみ時間を割きたいからと説明する。
左近役のオーディションの応募は1000人を超えたが、選考を重ねて50人に絞られる。その50人の中には虚無蔵も五十嵐も含まれていた。
なんとか五十嵐を励ましたいひなたはるいに頼んで回転焼きの焼き方を特訓。オーディションの前日に五十嵐が買いに来ることを見込んで、熱々の回転焼きを自分が作ってあげたいと思ったのだ……
今日のひなたと五十嵐 その1
「(よそ見して壁に頭をぶつけ)痛……」
「(すっとんでひなたの許へ行き)おい、大丈夫か。どうしてお前はそうバカなんだ」
「バカバカ言わんといて」
今日のひなたと五十嵐と虚無蔵
「殺陣を教えてやれんのは、拙者も受けるからだ。オーディションを」
「いま現代語しゃべった」
「そこかよ」
今日のひなたと五十嵐 その1
「明日、がんばって」
「ありがとう、これで頑張れる」
雑感
ようやく面白くなってきた。これまで、ビリー君の話とかもあったけど、本命であろう五十嵐君とは憎まれ口をたたき合うばかりで発展しなかったのがもどかしかった。今日はコイバナがてんこ盛りである。
五十嵐と一緒になって雑巾がけをするひなた。そのために早起きして来たのか。早起きが苦手なのに!?
一人黙々と殺陣の稽古に励む五十嵐の殺陣の相手役を申し出る。子どもの頃からテレビを見て真似していたからできると! しょせん素人で相手にならなかったけど。
そしてとどめは回転焼き作り。高校時代にやろうとした時は、こんなの簡単でしょ、と、るいの指示も聞き流し、適当に作ろうとして大失敗したが、今回は恐らく謙虚に教えを請い、毎日地道に、そして必死に練習したに違いない。チラとしか映らなかったが、手の甲に火傷のあとがあり、指に絆創膏を何ヵ所も巻いていた。恐らく練習の過程でできたものだろう。かつて英語の勉強も一週間しか続かず、夏休みの宿題も最終日までやる気になれなかったひなたが、五十嵐のためにはここまで頑張るんだな!
五十嵐も、その気持ちを感じてから、ひなたのことをあまり悪しざまに言わなくなった。「これで頑張れる」とはっきり答えたのは偉い。
来週のオーディションはどんな結果になるのか……